家庭製パンの第一人者、高橋雅子さんが、ホームベーカリーを徹底研究したレシピ本「ホームベーカリーで作るプレミアム食パンとハイブリッド食パン」。
今回は、3週目! ちょっとリッチな「クグロフ食パン」の作り方をご紹介します。
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2021/12/21 Tue.
ホームベーカリーで作るプレミアム食パンとハイブリッド食パン ~クグロフ食パン~
家庭製パンの第一人者、高橋雅子さんが、ホームベーカリーを徹底研究したレシピ本「ホームベーカリーで作るプレミアム食パンとハイブリッド食パン」。
今回は、3週目! ちょっとリッチな「クグロフ食パン」の作り方をご紹介します。
ホームベーカリーは、もちろん簡単。
ですが、簡単だからといって侮るなかれ。手ごねでは意外と難しいパン。
例えば、水分が多いベタベタ生地も、いっぱいこねないとおいしくならないふわふわ生地も、材料入れてスイッチポン! で、思いどおりのパンが作れてしまうのです。
ホームベーカリーで作るのは、ふつうの食パンだけ?
いいえ、専門店で見かけるような一風変わったパンだって焼けるんです。
食感や具材に工夫を凝らした「プレミアム食パン」や、クロワッサンやフィナンシェなどと食パンをかけ合わせた新感覚の「ハイブリッド食パン」。
今までにないテイストのパンを、たくさんご紹介しています。
想像できない味? だったらぜひ、作って食べてみてほしいです!
さまざまなホームベーカリーが、家電メーカー各社から発売されていますよね。
どんなホームベーカリーでも作れるように「基本の食パンコース」を使っています。
タイマー予約やイースト自動投入など、さまざまな機能はあえて使わず、シンプルに基本の食パンの作り方のみでレシピを考えました。
この本のレシピを覚えたら、そこから先はぜひご自身でカスタマイズしてください。お持ちのホームベーカリーの機能を選んで使いこなし、自由にパンを焼いてください。きっと難しくはないはずです。
高橋雅子
フィナンシェやチーズケーキなどのスイーツと組み合わせると、パン以上お菓子未満の仕上がりで、まさに新感覚。
このおいしさをホームベーカリーだけで作れるなんて、なんだか癖になりそう。
カンパーニュなどのハード系パンも、食パンと組み合わせるとぐっと軽さが出ます。
みずみずしさと粉の風味が際立った、新しいパンが生まれました。
ハード系のパンは、ホームベーカリーで生地を作り、発酵と成形は手作業、焼き上げはオーブンで行うアレンジも紹介しました。
ぜひ参考にして、おやつや食事の時間を豊かにしてくださいね。
<材料>(1 斤型1 台分)
準強力粉(*)………… 200 g
インスタントドライイースト ………… 2g
砂糖 ………… 30 g
塩 ………… 2g
生クリーム(乳脂肪分35 〜36%)………… 50 g
卵(溶きほぐす) ………… 50 g( 約1個)
卵黄 ………… 20 g
バター( 食塩不使用。1cm 角に切る) ………… 50 g
※使う直前まで冷蔵庫に入れておく。
準強力粉(*)…「リスドォル」を使用
ドライチェリー ………… 50 g
キルシュ ………… 小さじ1
アーモンド(半分に切る) ………… 30 g
シロップ
水 ………… 50 ml
グラニュー糖 ………… 10 g
キルシュ ………… 小さじ1
粉糖 ………… 適量
[作り方]
1.ドライチェリーにキルシュをかけなじませておく。シロップの水とグラニュー糖を鍋に入れて火にかける。沸騰したら火を止め、粗熱をとりキルシュを加える。
2.パンケースに羽根をセットし、生クリーム、卵、卵黄を入れる。その上に準強力粉、砂糖、塩を入れる。その上にイーストとバターを触れないように離して入れる。
3.食パンコースを選択し、スタートボタンを押す。
4.スタートから55 分後にふたを開け、生地を取り出す。
※ホームベーカリーの電源は切らない。
生地を20 個(1個あたり約20 g)に分割する。生地を丸め、底をつまんでくっつけて、とじる。
5.パンケースから羽根を取り除き、底にアーモンドの半量を入れる。…A
その上に生地をとじ目を上にして並べ入れる。
途中にアーモンドとドライチェリーを入れながら、生地を積み上げるように入れる。…B …C
6.ホームベーカリーにパンケースを戻す。
7.焼き上がったら、すぐにパンケースから取り出し、底部分を上にして網におく。熱いうちに1のシロップを全体に塗る。
冷めてから粉糖をふる。
ホームベーカリーで作るプレミアム食パンとハイブリッド食パン
¥1,700(税抜)
PARCO出版
Staff Credit
photo:Wakana Baba
Styling:Maiko Iwasaki
Design:Minori Suzuki
Edit:Tomoko Kawai
高橋雅子(たかはし・まさこ)
1969 年神奈川県生まれ。
22 歳から製パンスクールに通い、ル・コルドン・ブルーでさらに製パンを学ぶ。また、日本ソムリエ協会ワインアドバイザーの資格を取得。
1999 年より、パンとワインの教室「わいんのある12 ヶ月」を主宰。
全国各地から生徒が集まり、ウエイティングは1年以上という盛況ぶり。
2009 年ベーグル販売とカフェ「テコナベーグルワークス」を開店。
わいんのある12 カ月
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