ぷるぷる、とろり、つるつる、もっちり、やわやわ、ふるふる、むにむに、ちゅるんの舌触り、歯ごたえ、のどごしが楽しめる「もちぷるレシピ」から、今回は香港スイーツのご紹介です。
暑さを癒してくれそうなキレイな透明感と冷たいツルンぷるんがたまりません。
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2020/07/14 Tue.
もちぷるレシピ ~九龍球<クーロンキュウ>~
ぷるぷる、とろり、つるつる、もっちり、やわやわ、ふるふる、むにむに、ちゅるんの舌触り、歯ごたえ、のどごしが楽しめる「もちぷるレシピ」から、今回は香港スイーツのご紹介です。
暑さを癒してくれそうなキレイな透明感と冷たいツルンぷるんがたまりません。
もちもちの食感のあれが好き。これも好き。
ぷるぷるののどごしなら、あれ食べたい! ん~、これも捨てがたい! などなど、食べたいもの、好きなもの、作りたいものがどんどん浮かびました。
改めて思ったのは、「食感」って楽しいな、ということ。
唇に触れたときの温度、やわらかさ、質感。そして、口に広がる、歯ごたえ、口溶けなど。そして最後にのどごし!
「食感の楽しさ」と「自分で作る楽しさ」も味わって頂けたら嬉しいです。
柳瀬久美子
ビー玉みたいに真ん丸でキラキラ光る、香港スイーツです。アガーならではの透明感がポイント!
フルーツは、好みのものでOK。柑橘類やキウイ、メロン、ベリー類などもおすすめ。
材料(直径2.5cm 13個分)
アガー・・・10g
グラニュー糖・・・40g
水(できれば硬度が高いミネラルウォーター)・・・120ml
レモン果汁・・・10ml
好みのフルーツ
(ブルーベリー、種なしぶどう、洋梨など)・・・適量
サイダー・・・適量
ミント(飾り用)・・・適宜
<作り方>
1.好みのフルーツは大きければ型に入るサイズに切る。ミントは葉を摘む。
2.鍋にアガーとグラニュー糖を入れ、ゴムベラで全体を混ぜる。水を少しずつ加え、ダマを作らないように溶きのばす。[a]
3.2にレモン果汁を加えて中火にかけ、一煮立ちしたら火からおろす。[b]
4.型に3を少量流し、フルーツを入れる。残りの液体を上から注ぐ[c]
型にふたをして、ふたの穴から液が出るまで押す。[d]
冷蔵庫に入れて冷やし固める。
5.型から出して器に入れ、サイダーを注ぎ、ミントを飾る。
memo
・使用する水は、硬度が高い方がぷるんとした食感を作りやすいです。可能であれば、「エビアン」などの硬水で作ってください。
・型は丸い氷を作るための製氷皿を使います。取り出すのに特別なコツは必要なく、するりと出すことができます。
※アガーとは
ゼリーを作るための凝固剤。つるっとした食感とみずみずしさが特徴です。寒天やゼラチンに比べて透明度が高く、無味無臭で素材の色と香りをそのままに再現できます。粉末の粒子が細かいためダマになりやすく、あらかじめ砂糖と混ぜ合わせてから使用します。90℃くらいの熱湯で完全に溶かすことで固まる力が生まれ、30~40℃に温度が下がると固まり始めます。常温で固まり始めるので、手早く作業することが大切。気温が高くても溶けにくいので、持ち運ぶお菓子にも向いています。カラギナンという海藻やローカストビーンガムというマメ科の種から抽出する多糖類が主原料。
柳瀬久美子
料理家。
学生時代にお菓子屋さんでアルバイトをしたことをきっかけに、お菓子の世界へ。都内の洋菓子店、レストランで経験を積み、1988年渡仏。
4年間の滞在中にリッツ・エスコフィエでディプロム取得。フランスの家庭料理と普段のお菓子を覚える。
帰国後はフードコーディネーターとして独立し、書籍、雑誌、広告、TVなど幅広く活躍中。
自宅で開催する料理とお菓子教室も人気。
Instagram
https://www.instagram.com/kumikette/
PARCO出版(商品紹介ぺージ)
https://publishing.parco.jp/books/detail/?id=327
『もちぷるレシピ』
著:柳瀬久美子
¥1700(税抜)
PARCO出版
Staff Credit
photo:Takako Hirose
Styling:Kanako Sasaki
Design:Minori Suzuki
Edit:Tomoko Kawai
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