ストウブ鍋が好きな人は、食べることが好きな人が多いのではないかな? と思います。
どうしても、美味しいものを目の前にすると「つい食べ過ぎてしまう」「食べることが我慢できない」そんなお悩みの声もたくさん聞こえて来ていました。
食いしん坊の私は、減量中やはり辛い時もありましたが、メニューは低脂質を基本としつつ、ヘルシーなのにボリュームのある「野菜たっぷり」な食事を心がけ、野菜で満足感を上げて“ 我慢しない食事” を続けています。
本書でもそのルールを活かし、“ 1 食200g（以上）の野菜” がとれて、医学的、栄養学的な側面から見てもバランスが良い朝、昼、夕食+ おやつの健康的なメニューを収録しています。普段の食事はヘルシーにしつつ、たまのご褒美には好きなものを。私たちはダイエットのために生きているわけではありません。誰もが一生続く“ 食べる”ということを楽しみながら体のために運動習慣もつけつつ、好きなことをする。　
ぜひ、ご自身に合った本書の活用方法を見つけ、健康的な人生を楽しんでいただきたいと思っています。

大橋由香

活動量が少ない夜には魚を使った献立がおすすめ。
魚の脂に含まれる「オメガ３脂肪酸」は体の中で作れる量が少ないため健康のために意識してとるべき脂肪酸です。
“ 魚を１日１回食べる”というとハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
そんなときは常備可能で手軽に使える缶詰を使ったレシピもぜひ取り入れてみてください。

～魚脂からとれるオメガ3 脂肪酸に含まれる2 つの栄養素～

＊ DHA（ドコサヘキサエン酸）：中性脂肪を低下させたり、高脂血症、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患、アレルギーの予防効果があるとされています。 ＊ EPA（エイコサペンタエン酸）：中性脂肪を低下させたり、高脂血症、高血圧、動脈硬化、抗血栓作用、脳血管障害、虚血性心疾患、皮膚炎予防効果があるとされています。

1 人分 497kcal　野菜量:210g
Protein：たんぱく質 37.2g　Fat：脂質 13.1g　Carbohydrate：炭水化物 56.4g

美容にも良いとされるアスタキサンチンを含む鮭と栄養価の高いブロッコリーは相性抜群。
マカロニと合わせて食べごたえのある一皿に。 

Recipe

鮭のワンストウブマカロニグラタン煮

［材料］ 2人分

塩鮭… 2切れ（180g）　＊1切れを半分ずつに切る
長ねぎ… 1本（100g）　＊斜め薄切りにする
里芋… 200g 　＊皮をむいて1㎝幅の輪切りにする
ブロッコリー… 120g　＊小さめの小房に分ける
マカロニ（グラタン用）… 80g
低脂肪乳… 200㎖
カッテージチーズ… 40g
塩… 小さじ1/4

［作り方 ］
1 鍋に長ねぎ、鮭、里芋、ブロッコリー、水にくぐらせたマカロニ、低脂肪乳、塩を入れⒶ、中火にかける。沸騰したらひと混ぜし、ふたをして極弱火にし、10分加熱する。

2 ふたを開け、時々混ぜながら弱火で5分ほどマカロニがやわらかくなるまで加熱し、上にカッテージチーズをのせる。

ストウブ野菜たっぷりレシピ」から「ストウブまかせの野菜たっぷりレシピ　～１食200gの野菜をラクラク摂取！

1,760円（税込）

PARCO出版

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著者：大橋由香

医学監修：堤貴大
栄養監修：前田量子
デザイン：高橋朱里（マルサンカク）
写真：鈴木信吾（SKYLIFE studio）
スタイリング：宮嵜夕霞

大橋由香（おおはし・ゆか）

料理研究家、神奈川県厚木市のストウブビストロ「はるひごはん」店主。企業のレシピ開発、イベント講師等で活躍中。はるひごはんオンライン料理教室、YouTube「ずぼら料理教室」主宰。最近は筋トレにハマり、2023年5月にパーソナルジム「HARUHI BODY＋（はるひボディプラス）」をオープン。食と運動の大切さをたくさんの人に知っていただけるよう活動中。