口の中を切りそうなほどハードなパンやふわふわもちもちのソフトなパン。そのパンであんこやカレーを包んだり、たまごやフルーツを挟んだり、和洋中の食材をのせたり……と、自由に楽しめる。それが、パンを愛する理由です。あと、パンと同じぐらい「パン屋」という存在が好き。パン屋に入ったときのパンの香りや焼き立てのパンを見ると、なんだかほっとしあわせな気分になります。

パンを綴るインスタグラムのアカウントを始めたきっかけは、パン好きインスタグラマーがおすすめしていた本でパンの写真を見たときに、どれもおいしそうで「パンを楽しんでいる」ということが伝わってきたから。自分もやってみたい！と思いました。コメントが苦手でパンのおいしさを上手に伝えることができないぶん、写真を撮るのに気合いを入れています。とはいえ写真に詳しいわけではないので、そこは気持ちでカバーです（笑）

パンを選ぶときは「朝ごパン」「昼ごパン」「コーヒータイムに合うパン」などの基準で選んだりしますが、「ビールのおとも」で選ぶときはこれ！　TOLO PAN TOKYO (トロパン トウキョウ)の「トロドック」は、最高の「あてパン」です。豪快な見た目に惹かれるのと同時に、「ビール持ってこーい！」と思わず言いたくなる味。食べるときは、もちろんビールが必須。大きくジューシーなソーセージに、ザックザクのデニッシュ生地。バンと具材どちらも主張がかなり強めですが、それらの絶妙なバランスが見事なのです。

見るからにザックザクと聞こえてきそうな、「パン・オ・ショコラ」もオススメです。

パン好きの日常は、3時のおやつもスイーツではなくもちろんパン。セテュヌボンニデーの「ショコラ オ クロケ」は、見た目も味もスイーツ欲を満たしてくれるパンです。コーヒータイムのおともパンの個人的ランキング1位は、チョコレートのパン。なので、チョコレートのパンを見つけると、ついつい買ってしまいます。

3時のおやつパンは食べ過ぎ防止のため、コーヒーソーサーに乗るサイズにするというマイルールがあります。この写真のように。なので、パンを選ぶときには「乗る乗らない」目線で見てしまうときがあります。こちらのセテュヌボンニデーの「クロッカンリング」は、ココアのブリオッシュの上にガナッシュとサクサクのパールクロッカン。かわいい見た目ですが、チョコレートは甘さ控えめで大人味なのも好きです。

最近流行りの「パンスイス」。クロワッサン生地をカットして、その断面を並べて焼くことでできあがるきれいなストライプがお気に入りです。パンの外側の「ガリバリ」食感も楽しい。お気に入りは、大阪にある「パンとエスプレッソとUTSUBO FACTORY」のもの。食べる前には、先ず鑑賞タイム。お皿に乗せてグルグル回しながら、360度見てしまいます。写真も撮らずにはいられません。その後は、部屋を無音に。「ガリバリ」音を最大限に楽しみながら食べています。

表面にはトロッとカスタードに、チョコレートとナッツ。その対比も楽しめます。

あんバターは好きでよく食べますが、その中でもお気に入りの一つが、兵庫にある「gnome（ノーム）」の「あんバター」。あんことバターがおいしいのはもちろんですが、サンドしているコンプレ（全粒粉）生地の滋味深い味わいが、あんことの相性抜群です。

帰宅してから食べるときはすぐに食べたい気持ちをぐっとおさえて、バターを取り出して冷蔵庫でしばらく冷やし、パンはトースターで温め直してからバターを戻して食べています。この「温冷の味わい」がたまりません。あんバターを食べていると、あんことバターが主張しすぎてパンの印象が薄れたり重たく感じたりすることがありますが、コンプレ生地がそれを抑えていて、パンと、あんことバターのバランスがとても良いのです。

もともとプレッツェルの独特な風味が好きでよく食べていましたが、細身のものが多くて食べ応えがもうちょっとあればなあと感じていたところに、京都の「Bagel＆Scone designK」の「プレッツェルベーグル」に出合いました。食べ応えありのベーグルでプレッツェルとは、私にとっての理想形。取り扱いしているお店も年々増えているようなので、同じくハマっている方も多いのかなと勝手に思っています。

チーズやハムなどをサンドして総菜系のサンドにしたりするものおいしいですが、プレッツェルの風味が好きなので、それを邪魔しないようにシンプルにバターだけをサンドするのがお気に入りです。プレーンのプレッツェルベーグルの他に、全粒粉、味噌、チェコレートやシナモンシュガーなどを使用したプレッツェルベーグルがあり、種類が豊富なのも楽しいです。

今回紹介したのは、わざわざ足を運んででもぜひ一度食べてもらいたいパンばかり。自分らしいシチュエーションや食べ方で味わっていただき、ぜひ幸せなパン時間を堪能してくださいね。

パンメモ

@pan_memo

ただ毎日パンを食べているだけの人。特にパンに精通しているわけでもないのですが、インスタグラムの投稿でパンを楽しんでいるのが伝わって、パンを食べたいと見ている人に少しでも思ってもらえるとうれしいです。営業の仕事をしていますが、仕事の合間にパン屋に行くこともあるので……インスタは「社内秘」です（笑）

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