新生活、新しい環境や生活サイクルに慣れるまでは、心身ともに疲れがたまりがち。そんなとき、自分を元気づける術をもっておきたいもの。そこで今回は、ちょっと疲れたな、と思ったときのよりどころとなる「お気に入りのお茶」にフィーチャー。自らの日本茶ブランド「SA THÉ SA THÉ(サテサテ)」を立ち上げるほどのお茶好きである、モデルのカイノユウさんに、おすすめのお茶とその楽しみ方を教えてもらいました。
2023/03/03 Fri.
お茶好きモデル・カイノユウが選ぶ。わたしのお気に入り5選
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2023/03/03 Fri.
お茶好きモデル・カイノユウが選ぶ。わたしのお気に入り5選
新生活、新しい環境や生活サイクルに慣れるまでは、心身ともに疲れがたまりがち。そんなとき、自分を元気づける術をもっておきたいもの。そこで今回は、ちょっと疲れたな、と思ったときのよりどころとなる「お気に入りのお茶」にフィーチャー。自らの日本茶ブランド「SA THÉ SA THÉ(サテサテ)」を立ち上げるほどのお茶好きである、モデルのカイノユウさんに、おすすめのお茶とその楽しみ方を教えてもらいました。
お茶、好きですか? お茶の好きなところ、私はいろいろあります。身体にいいところ。繊細な味わいと奥深さ。しっとりとした佇まい。継承されてきた文化があるところ。お茶を淹れるという行為そのもの。心を落ち着けられる時間を作ってくれるところ。ひとりでも、友人とでもお茶をする時間。
私はもともとお茶が大好きで、コロナ禍をきっかけにブランドを始めました。実家の家業がお茶の袋詰めや加工をしている工場で、現在も父は静岡でお茶に携わる仕事をしています。ある日、父と電話をしたときに、コロナ禍の影響で知っているお茶屋さんが店じまいをしたり、農家さんがやめていったりとお茶業界が打撃を受けていることを聞きました。消費地でのお茶離れが進み、生産量が減っている状況だと。それを聞いたときに「東京という消費地にいる私に、何かできることがあるんじゃないか。生まれ育った街の大切な文化を絶やしたくない」と思い立ち、静岡のお茶を取り扱うオリジナルブランド「SA THÉ SA THÉ(サテサテ)」を作ることになりました。
「SA THÉ SA THÉ」のコンセプトは、「日常的に日本茶を飲む」こと。お茶をかしこまったものではなく、もっとラフに、生活に根付かせたいという思いがあります。ハーブティーや薬膳茶、たまにはコーヒーだって飲むよという生活の中で、日本茶もそのラインナップに入れてもらえたらうれしいです。そして、自分の国で作られているおいしい文化を私たち日本人が知らないという現実は悲しいので、国内のお茶需要をもっと増やしていけたらいいなと思います。
では、私のおすすめのお茶を紹介していきますね。まずひとつめは、「My Cup of Tea」のハーブティーです。このコロンとしたネット状のティーバッグに惹かれ、思わずパケ買い。一つひとつ手作業で作られているので温かみもあり、プレゼントにもいいと思います。
ハーブの香りがすごく良くて、自然なハーブの効能がじわぁ〜と身体に染み渡っていく感覚にとても癒されます。中でも「ジンジャー&レモングラス」と「カモミール&ラベンダー」をよく飲みます。「カモミール&ラベンダー」は寝る前に飲むと体もぽかぽか温まり、徐々に身体もリラックスしてきて、心地よく眠りにつけます。
「My Cup of Tea」のハーブティーは、生産地の自然や大地が感じられるような風味の豊かさと清々しさがあります。ほんのりハーブの甘さも感じられ、ブレンドならではの奥深さもしっかりあります。「My Cup of Tea」のオンラインショップ、セレクトショップなどで購入でき、リアル店舗だと代々木上原にある「Roundabout」で購入できます。
北海道産原料を使用した、北海道の老舗お茶屋さんならではの地元愛が詰まったお茶です。鮭でなく急須を加えたクマのイラストもキュート! 缶もかわいいので、こちらもプレゼントにいいですね。中のレフィルだけでも売っているのも、また購入したくなるポイントのひとつです。
緑茶ベースにハッカ、ラベンダーがブレンドされていてすっきりと飲みやすく、ほっとする味わいなので、仕事の合間の気分転換や日々のちょっとしたご褒美に飲んだりします。クマの缶もかわいくて癒されます。フレーバーティーですが、緑茶ベースですっきりとしていて飲みやすいです。ラベンダーはさすが産地なだけあって、香りがとっても豊か。それでいて緑茶としっかり調和していて、オリジナリティ溢れる、優しいお茶です。「土熊」のオンラインショップで購入できます。
ちゃっかり自分のお茶も入れちゃいます。でも、本当に毎日飲んでいるんです。なんなら毎日飲んでもらえるようなおいしいほうじ茶を作りたくて、商品にしました。
いろいろなタイミングで飲みますが、食後に飲むことが多いです。どんな食事の後でも合います。熱々で淹れても苦味が出にくく、身体が冷えているときにもおすすめ。ほうじ茶の香りには身体を温めてくれる成分も入っているので、寒い時期にはマイボトルに入れて持ち歩いたりもします。
高温短時間で火入れをしているので、熱湯を入れると香ばしい香りがふわっとたちあがり、後味もすっきりとしていて、毎日飲んでいても飽きません。甘く香ばしい香りがあり、渋みも少ないです。私の理想の、ほうじ茶です! 「SA THÉ SA THÉ」のオンラインショップで購入できます。
「inagawa yakuzen」 のイナちゃんが作る薬膳茶は、とっても飲みやすい。薬膳茶がこんなにおいしいなんて。薬膳茶のおいしさを教えてくれたお茶です。
少し疲れがたまっているときや、生理の前後で気持ちがすっきりしないときに飲みます。全体的にリフレッシュしたいときに飲むことが多いかも。体も温まるので、少し身体が冷えてるなぁと感じるときにも、おすすめです。
国産烏龍茶ベースに黒文字とハッカがブレンドされているので、すっきり爽快な味わい。「inagawa yakuzen」が出店するイベントなどで購入できます。イベント情報は「inagawa yakuzen」のインスタグラムでチェックしてみてください。
「鈴木茶苑」は、静岡・川根でご家族でお茶栽培をされている農園さんです。在来種や少し珍しい品種のお茶を育てています。ネット販売もあり、フレッシュな茶葉をそのまま購入できるのも魅力。ついまとめ買いしてしまいます。そして何より、お茶がどれもおいしい。個人的にずっと好きなのは「神すゞしめ」。まろやかで少し甘さも含んだ香りで、味わいは爽やか。すぅ〜っと体に馴染んでくようなお茶で、大好きです。
このお茶を飲むのは、午後の15時、16時ごろが多いかも。撮影の日はランチをして帰宅すると、ちょうどこのくらいの時間帯。なんとなく私の中で、この時間帯が一日の中で一番いいなと思っていて。窓からの落ち着いた光とその暖かさの中で、ゆっくり急須で淹れたお茶を飲むと、最高にリフレッシュできます。気軽にティーバッグで飲むのもいいですが、茶葉を急須で淹れるのが、また違ったお茶の楽しみ方ができて好きです。「鈴木茶苑」のオンラインショップで購入できます。
こんなときは、これを飲みたい。そう感じるお茶が何種類かあったら、疲れたときもちょっと元気になれそうです。そんな「わたしを助けてくれるお茶」を、ぜひ見つけてみては?
カイノユウ
静岡県出身。2014年、ファッション誌でモデルデビュー。雑誌、カタログ、広告を中心に活躍。2020年に、自らの日本茶ブランド「SA THÉ SA THÉ(サテサテ)」を立ち上げたお茶好きでもある。現在は2023年度新茶の時期に向けて、オリジナルの茶器の販売やイベントなどを企画中。
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