秋野菜をおいしくいただけるのは、この季節の楽しみの一つでもあります。そこで今回は、「こんな食べ方があったなんて!」と驚くような旬の秋野菜のレシピを5つ、紹介していただきました。レシピを聞いたのは、野菜の魅力を伝えることをライフワークにしているという「野菜料料理人」の小田嶋貴也さんです。
2022/10/28 Fri.
「こんな食べ方があったなんて」見た目も味も新鮮!な秋野菜レシピ5選
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2022/10/28 Fri.
「こんな食べ方があったなんて」見た目も味も新鮮!な秋野菜レシピ5選
秋野菜をおいしくいただけるのは、この季節の楽しみの一つでもあります。そこで今回は、「こんな食べ方があったなんて!」と驚くような旬の秋野菜のレシピを5つ、紹介していただきました。レシピを聞いたのは、野菜の魅力を伝えることをライフワークにしているという「野菜料料理人」の小田嶋貴也さんです。
【材料】(1人前・所要時間3分)
・いちじく……半分
・金木犀の花……大さじ1
・ソーダ……90ml
・氷……適量
【作り方】
①グラスに氷、いちじく、金木犀を入れる。
②ソーダを注ぎ、いちじくを潰しながら混ぜる。
金木犀の花が咲く秋らしい花の香りを楽しめるおしゃれなノンアルコールカクテル。甘さが欲しい場合は、ガムシロップなどで甘さを足してもOK。アルコールカクテルにしたい場合は、桂花陳酒で割るとおいしいですよ。
【材料】(2人前・所要時間30分)
・サンマ……2尾
・早生みかん……1個(1/3はひと口カット、残りは仕上げ用)
・銀杏……6個
・クスクス……大さじ3
・お湯……大さじ3
・クミンシード……小さじ1
・オリーブオイル……大さじ1
・九条葱(細切り)……5g
【作り方】
①クスクスをボウルに入れ、お湯で戻す。
②鍋にオリーブオイルとクミンシードを入れ、弱火で加熱する。クミンシードからパチパチと音が出てきたら、熱いまま①のボウルに入れて混ぜる。
③サンマを開いて朴葉の上に置き、銀杏も一緒に180℃のオーブンで20分加熱する。
④秋刀魚をオーブンから取り出し小骨を綺麗に取り外し、①のボウルに他の材料も入れて混ぜる。
⑤④を朴葉の上に盛り付けて完成。
お料理と柑橘系果物の相性は意外といいものです。酸味を強めにしたりして、自分の味を見つけてみるのも楽しいと思います。
【材料】(2人前・所要時間45分)
・椎茸(硬い軸だけカットして半分に)……3個
・舞茸(軽くほぐす)……60g
・黒舞茸(軽くほぐす、手に入りづらいのでなくても可)……60g
・ブラウンエノキ(軸だけカットしてほぐす)……50g
・水……1ℓ
・米……1/2カップ
・バター……10g
・きのこ出汁……約600ml
・胡桃(すりおろす)……2個
・胡桃(仕上げ用)……1個
【作り方】
①きのこの出汁をとる。きのこと水を入れ加熱し、沸騰したら弱火にして30分加熱する。
②バターを中火で加熱し、泡が出るぐらいまでになったら米を入れる。パチパチと音がするぐらいまで加熱したら、きのこ出汁を米がかぶるぐらいまで入れる。
③中火で加熱しながら、ゴムベラで底をすくうように優しく混ぜていく。液体が少なくなったら出汁を足す、を繰り返す(約20分ぐらい加熱したらアルデンテの状態に)。
④チーズの代わりに胡桃を削り入れる。最後の仕上げは、強火でほんの少しだけ水分が残るぐらいを目安に。
⑤器に盛り付け上に出汁を取った舞茸をのせ、最後に胡桃を削って仕上げる。残った出汁は一緒にスープとしていただく。
加熱して出るお米のでんぷんの旨味がきのこの出汁と混ざり合い、しっかりとした出汁感のあるリゾットに。
【材料】(2人前・所要時間60分)
・バターナッツ南瓜……半分
<漬け地>
・西京味噌……大さじ6
・塩麹……大さじ1
・甘酒……大さじ1
・みりん……大さじ1
・清酒……大さじ1
・酒粕……大さじ1
・ブルーチーズ……12g
【作り方】
①漬け地の材料を、ゆっくり10分程湯煎で加熱する。
②カットしたバターナッツ南瓜に①をまんべんなく塗る(漬け地を一日漬け込むとさらにおいしくなります)。
③180℃のオーブンで②を45分ゆっくり加熱する。
味噌の旨味と、粘り気のある食感やバターのようなコク、ナッツのような風味を感じられるバターナッツ南瓜の旨味をお召し上がりください。
【材料】(2人前・所要時間60分)
・さつまいも……150g
<クレープ生地>
・卵……2個
・米粉……135g
・バターミルク粉……10g
・牛乳……210g
・きび糖……25g
・バター(焦がしバターにする)……20g
・塩……少々
<デザートパーツ>
・冷やし芋……150g
・ほうじ茶パウダー(茶葉をミキサーで細かくする)……少々
・沖縄黒糖……少々
・生クリーム(ホイップする)……20g
・きび糖……2g
<ほうじ茶カラメル>
・水……50g
・きび糖……50g
・ほうじ茶(茶葉)……5g
【作り方】
①さつまいもを水洗いし濡れたままペーパータオルでくるみ、その上からラップでくるみ、600Wの電子レンジで2分加熱し、電子レンジで焼き芋を作る。仕上がったら冷蔵庫で冷やしておく。
②<クレープ生地>を作る。いちばん最初に卵、きび糖を入れ混ぜる。次に米粉、バターミルク粉、塩を入れ混ぜる。次が牛乳を入れ混ぜ切ってから焦がしバターを入れる(結構サラサラな状態。小麦粉ではないので生地を休ませる必要はない)。
③分量外のバター5gで、フライパン全体にバターを馴染ませる。
④弱火でゆっくり加熱して、焦げ目がしっかりつくぐらいまで加熱する。
⑤クレープ生地でさつまいもを巻く。
⑥⑤をカットして<デザートパーツ>をのせて盛り付ける。
⑦<ほうじ茶カラメル>は全ての材料を入れ半分量まで煮詰め、茶漉しで濾す。これを⑥に振りかける。
米粉のもちもち感とさつまいもの自然な甘さ。芳醇なほうじ茶の香りを楽しんでいただけたらと思います。
単品としてはもちろん、コース仕立てとしても成り立つ5品です。定番の食べ方をしても十分においしい秋の味覚ですが、たまには違う嗜好のメニューにしてみると新たな発見が。より旬の味覚を味わうことが楽しく、奥深くなりそうですね。
小田嶋貴也
野菜料理人・出張料理。さまざまのジャンルのレストランで働き、2019年から出張料理の道へ。現在は出張料理をメインに飲食店のコンサルティング、メニュー提供などを行う。世界中の「野菜好きの人口」を増やすことが、生涯の目標。
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