家でゆっくりチルアウトするのもいいけれど、たまには大自然の中に身を置いてチルアウト。今回はアウトドア大好き! というヒミカさんと一緒に、都内からアクセスがよく人気の登山スポット「高尾山」を訪れました。
2022/04/08 Fri.
登山初心者でも楽しめる。春は高尾山へGO〜
~1分で読めるエンタメコラムを配信~
季節のファッショントレンドから、アート、映画、演劇、旅行などの耳より情報に、旬のイケメンまで。あなたの好奇心を満たすコラムをお届け!
2022/04/08 Fri.
登山初心者でも楽しめる。春は高尾山へGO〜
家でゆっくりチルアウトするのもいいけれど、たまには大自然の中に身を置いてチルアウト。今回はアウトドア大好き! というヒミカさんと一緒に、都内からアクセスがよく人気の登山スポット「高尾山」を訪れました。
今日登山を一緒にするのは、山暮らしをしながらアウトドアなライフスタイルを楽しんでいるヒミカさん。モデルとしての活動をはじめ、「アウトドア女子」としてキャンプ動画をYouTubeにあげたりフェールラーベンの公式アンバサダーをしたりと活躍中です。
「高尾山を登るのは、今回が初めて。初心者から登山好きの方まで人気の山なので、一度登ってみたいと思っています。そして高尾山には天狗がいると聞いたことがあるので、登るのが楽しみです!」
そんなヒミカさんのファッションは、さすがアウトドア慣れしているだけある大きなリュックに、動きやすいスタイル。
「アウトドアのときは肌の露出が少ない動きやすい格好が鉄則。とくに登山の日は、足首を守れるグリップ力のあるシューズを選びます。急な天候の変化もあるので、レインウエアのような雨具も必携です」。ピンクのフィールドジャケットも山に映えて素敵!
持ち物で忘れてはならないのは、水分。とくに水は、水分補給としてはもちろん、手が汚れたときや転んでケガをしたときの洗浄、タオルを濡らしたりするのにも使えます。虫除けや日焼け止め、敷物やタオルなどももっておくと便利。
高尾山へは、京王線高尾山口駅を降りてから向かいます。高尾山口駅は新宿駅より特急で1時間弱ほどと、アクセスも良好。駅を降り立つとその素敵な建築デザインに、胸が高鳴ります。改札内のコンビニにはアウトドアに役立つグッズも販売していたりするので、「あれ忘れた!」というピンチのときはのぞいてみてもいいかも。駅の中には日帰り天然温泉「極楽湯」もあるので、登山の余韻に浸りながら疲れを癒すことを楽しみにとっておきつつ、さっそく登山へGO!
改札を出て右方向に歩きます。高尾山の登山コースには、1号路〜6号路があります。今回登る1号路は「表参道コース」と呼ばれる全長3.8kmのコース。所要時間の目安は上り100分、下り80分。たこ杉や杉並木など代表的なスポットや薬王院の表参道も歩くことができる、人気のメインコースです。足場が比較的安定しているので、初めて登山する人にもぴったり。
歩いて2〜3分ほどで、リフト山麓駅に到着しました。駅も風情があっていい感じ! ここから山の途中までリフトとケーブルカーで登ることができます。今日はお天気がよく気持ちがいいので、自然に溶け込む感じが味わえるリフトに乗ってみましょう。もちろんリフトもケーブルカーも乗らず、歩いて先に進むこともできるので、挑戦してみてもいいかも。
リフトは全長872mで、乗車時間は12分。しばしの間、高尾山の大自然を全身に感じながら周りの景色を楽しむことができます。リュックや荷物は前に抱えて乗りましょう。
「マイナスイオンがたっぷり。とっても気持ちいい〜!」と、ヒミカさん。
到着してリフトから降りると、撮影スポットを発見。リフト山頂駅は、標高462m。ここからは、てくてく歩いていきます!
ちなみに、標高462mからの景色はこんな感じ。澄んだ空気が気持ちいい!
望遠鏡(有料)も。天気がいいと多摩丘陵、新宿のビル群、東京タワー、東京スカイツリーなどを望めるとか。
さあ、登山本番です。ここからは、徒歩で山頂まで頑張っていきましょう。山頂までは約45分。
高尾山の中でも見どころである「たこ杉」。高さ37m、目通り幹囲(人間の目の高さで測った幹まわり)約6m、樹齢およそ450年という大きな杉の木です。その昔、参道の開さくの際に伐採しようとしたら一夜にして根が後方に曲折したという伝説や、根がたこの足のようだからという伝説があります。
「見上げると、とっても立派です!こういう見どころを発見できるのも登山の楽しみの一つですよね」
しばらく歩くと、浄心門に到着です。ここからは、高尾山の山腹に位置する関東三大本山のひとつでもある「高尾山薬王院」の境内に入っていきます。
しばらく歩くと、道が二股に分かれます。向かって右がゆるやかな女坂、左が108段の階段である男坂です。1号路コースは、女坂を進んでいきます。こちらは足場がよく、初心者でも歩きやすい道となっています。
薬王院の境内には、願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)と呼ばれる石の輪がありました。願いごとが叶うように念じながら、輪をくぐります。
その先にある大錫杖を鳴らせば、願いが叶うとか。登山の心地よい疲労感に加えて、心が洗われるようです。このあたりではお守りやおみやげも販売されているので、休憩しがてらゆっくりするのもいいですね。
本堂、本社、奥之院を経てどんどん進みます。境内は階段が多いので、薬王院のすばらしい建築と周りの自然を楽しみながら水分補給をしつつ、ゆっくりと登っていきましょう。鳥居と空のコントラストが見事!
「もうすぐ頂上かな? あ〜気持ちいい!」
高尾山頂に到着したら、やっぱり山頂標識の前で記念撮影。標高599mを登りきりました。「足場もよくて、ほどよい疲れ感です!」
こちらが、山頂からの景色です。空気が澄んでいて遠くの山々まで稜線がグラデーションとなって見えるのが幻想的です。
「頂上に登った達成感は、何にも変えがたいものですね。すごくリフレッシュできます!」
山頂にはいくつかの休憩処があります。今回はこちらの「やまびこ茶屋」で休憩。「山頂でいただくごはんも、登山の醍醐味ですよね!」
ヒミカさんはおそばをチョイス。「いただきます! 体力を消耗した後のごはん、ほんとうにおいしいですよね」
腹ごしらえをして水分補給をして、景色を楽しんで。こころゆくまでゆっくり休憩をとったら、次は下山です! せっかくだから違うコースを通って帰ってみましょう。4号路の「吊り橋コース」を進みます。こちらの道は天候によっては滑りやすいこともあるので、ゆっくりと慎重に。下りは疲れから踏ん張りがきかなくなることがあるので、トレッキングポールがあると疲れや膝への負担が軽くなりますよ。
「このコースでは吊り橋を通ることができるとのことのなので、楽しみです!」
1号路に比べて、足場はあまり整備されていない印象です。注意しながら、ゆっくりゆっくり。
木の幹の間を歩いたりもします。ざくざくと枯葉が靴底に当たる音を心地よく聞きながら、ぐんぐん進みます。狭い道なので、他の登山者とすれ違ったら声を掛け合い、譲り合いの精神を忘れずに。
鳥のさえずりが、ちゅんちゅんと聞こえてきます。「あ〜空気がおいしいなあ」
ベンチを発見したので、休憩タイム。ヒミカさんは温かい紅茶を持参していました。天候が変わりやすい登山は、水だけでなく温かい飲み物を持っておくことをおすすめします。
20分ほど進み、吊り橋に到着。吊り橋といっても足場がしっかりしているので、安心して橋の向こうの景色を楽しむことができますよ。
吊り橋を渡り終わって進んでいくと、大木を発見! 「尾根を歩いていると壮大な景色に出合ったりもでき、それも登山の醍醐味なんですよね」。てくてく降りていくと、4号路の終わりである「浄心門」に到着しました。
高尾山駅手前のみやげ店によって、おみやげを物色するのも楽しいひとときです。
「天狗がいるという伝説のある高尾山のおみやげは、やっぱり天狗のものがいいな! このキーホルダーもかわいい〜」
お面も!
ケーブルカーが乗れる「高尾山駅」に到着しました。帰りはリフトではなく、ケーブルカーで降りてみましょう。
切符を買ってケーブルカーが到着するまで、甘いものタイム。高尾山名物でもある、天狗の形をしている天狗焼です。カリッとモチモチした生地の中身は、甘さ控えめの食べ応えのある大粒の黒豆あん。「天狗の顔をしていてかわいい〜。疲れた体にホッとする甘さです」
ケーブルカーに乗り、今日の登山はこれにて終了です。
「行きの1号路は、自然いっぱいの中表参道やお店もあったり、杉のスポットがあったりと、見どころがいっぱい。薬王院境内の階段は少しキツかったけれど、高台から見た寺の景色もよかったです。帰りの4号路は、自然を感じられるコース。1号路に比べて足場は不安定でしたが、自然たっぷりの中てくてく歩けたのは楽しかったです」
いろいろとコースが選べるのも高尾山の魅力。美術館などもあるので一緒に訪れてもいいですね。都内からも好アクセスなので、登山をしたことがない!という人でも楽しめるはず。晴れた暖かい日に、ぜひトライしてみてください。
2024/11/20 Wed.
2024/03/29 Fri.
2024/02/23 Fri.
2024/02/16 Fri.