風に揺れて「ちりん」と鳴るだけで、涼を運んでくれる。夏の暑い日に風情を運ぶ風鈴ですが、じつは日本各地でさまざまな種類があります。今回は、全国47都道府県の風鈴が勢ぞろいするという川崎大師の表参道・仲見世通りの「風鈴市」を訪れ、日本各地の風鈴に触れてきました。前編と後編にわけて、その一部をご紹介します。
2022/07/29 Fri.
所変われば、音色も変わる。今年の夏はお気に入り風鈴で涼しく【前編】
~1分で読めるエンタメコラムを配信~
季節のファッショントレンドから、アート、映画、演劇、旅行などの耳より情報に、旬のイケメンまで。あなたの好奇心を満たすコラムをお届け!
2022/07/29 Fri.
所変われば、音色も変わる。今年の夏はお気に入り風鈴で涼しく【前編】
風に揺れて「ちりん」と鳴るだけで、涼を運んでくれる。夏の暑い日に風情を運ぶ風鈴ですが、じつは日本各地でさまざまな種類があります。今回は、全国47都道府県の風鈴が勢ぞろいするという川崎大師の表参道・仲見世通りの「風鈴市」を訪れ、日本各地の風鈴に触れてきました。前編と後編にわけて、その一部をご紹介します。
「北海道・小樽風鈴」
19世紀後半からの伝統がある小樽ガラスでつくられる風鈴。音色はもちろん、涼しげな見た目も夏にぴったりです。
「岩手県・南部風鈴」
17世紀から作り始められたという南部鉄器。茶の湯釜や鉄瓶でも知られる伝統工芸品です。そんな南部鉄器で作られる風鈴は、澄んだ音色が特徴的です。
南部風鈴には、かわいらしいりんごの形に仕上げた「りんご風鈴」もあります。
「青森県・津軽びいどろ風鈴」
津軽半島の西側に広がる七里長浜の砂から作られた「津軽びいどろ」。紀元前1世紀ころから受け継がれてきた宙吹きの技法が取り入れられています。ガラス独特の色合いと、手作りならではのやわらかな形が特徴です。
「福島県・会津漆南部風鈴」
会津漆器の代々受け継がれた伝統の技術と、南部鉄器の重厚な鋳物で作られた風鈴。鮮やかな色合いと洗練されたフォルムは、現代のインテリアにもしっくりきます。
「宮城県・仙台堤人形風鈴」
今から約300年前から仙台市堤町で作られていた、宮城県の伝統工芸品である堤人形の型を用いて作られた風鈴。東北の素朴な味わいを感じられます。
「宮城県・松笠風鈴」
国内唯一の砂鉄風鈴。厳選された砂鉄で作られた風鈴は、わずか30%程しか製品にならないとか。砂鉄独特の澄んだ音色は、一つとして同じものがありません。
「東京都・江戸風鈴」
丸型の江戸風鈴は下の口の部分がギザギザに作られているため、あたる場所によって音色がかすかに変わるのが趣深い。絵はガラスの内側から描かれています。
こちらは川崎大師風鈴市のオリジナル風鈴として、江戸風鈴の篠原正義氏によって制作されたガラス風鈴。
「東京都・江戸切子風鈴」
江戸の「粋」と「技」の伝統的工芸・江戸切子で作られた風鈴。涼しげな藍色のほか、華やかな金赤色などがあります。
「神奈川県・厚木花はり風鈴」
風鈴に施してある花は、色のガラスを伸ばし断面が花の形になる様に束ね、金太郎飴のように作られたもの。棒もガラスを吹いて筒状に引き伸ばして作られています。
「埼玉県・奥武蔵ガラス風鈴」
清流・名栗川のほとりで作られた奥武蔵ガラス風鈴。風鈴に描かれた金魚、花火、ひまわりなどのモチーフは、どこか懐かしさが感じられます。
「千葉県・九十九里浜うみおと風鈴」
千葉県・九十九里浜の屋形海岸近くの工房で作られる風鈴。どこまでも続く砂浜、波の音、水平線から昇る朝日、青い空……と、九十九里の自然が表現されています。
「群馬県・上州がらす風鈴」
自然豊かな群馬県のガラス工房で製作された風鈴。宙吹き技法のみならず、さらにサンドブラスト加工を施されたものも取り混ぜています。
土地ごとにさまざまな特色のある、奥深い風鈴の世界。後編として8/1(月)に、中部・北陸地方、関西・中国四国地方、九州・沖縄地方の風鈴をご紹介します。
-summer vacation- 今年の夏はどう過ごす?
※掲載商品価格はすべて消費税込みの価格です。
※掲載商品についてのお問い合わせは、ショップへお願いいたします。なお、商品が売り切れの際はご容赦ください。
※本アプリ掲載商品は、実物の商品とは異なる場合がございます。
※掲載内容や取扱店は、予告なく変更となる場合があります。
2024/11/20 Wed.
2024/03/29 Fri.
2024/02/23 Fri.
2024/02/16 Fri.