下着類は所持する数を少なくして使用頻度を上げ、こまめに入れ替える方が気持ちも上がります。毎日洗濯するのであれば3〜5セットくらい用意すれば大丈夫。ずっと着用していない下着は「ワイヤーが当たって痛い」「肌触りが好きじゃない」「ゴム部分で痒くなる」などの理由があることも。直接肌に身に着けるものなので、少しでも不快感があるのならば無理せず手放しましょう。収納するときは、ブラジャーは折れないように真っ直ぐにしたまま保管します。
パンツは小さく折りたたんでも良いですし、面倒であればBOXにザックリと入れるだけで充分です。
コート収納のコツ
コートは他の洋服に比べて高価なものが多く、手放しに苦戦する方が多いカテゴリーです。ですから洋服やアンダーウエアなど比較的見直しがしやすい分野から始めて最後に取り掛かるのがおすすめ。コートの枚数を減らしたい時には薄手のダウンジャケットを一枚用意して寒さに応じてインナーとして着る、という方法もあります。これなら一枚のコートを秋口〜春先まで調節しながら着ることも可能ですし、省スペースに収納できます。住む地域や普段の移動手段によっても必要なコートの種類は変わりますが、一つの参考にしてみてくださいね。
「この服を着てばったりと知人に会いたくないな、と思ったらその服は、寿命」。
私が整理収納レッスンでお客様とクローゼットの取捨選択をしているときに、お声かけする言葉です。
取捨選択の軸がモノ目線になっていると「まだ着られる」ばかりになって「まだ着られるけれど着たいわけではない服」ばかりが残ってしまいます。洋服はタンスから溢れんばかりなのに着ていく服がない!というのはまさにこの状態。
本当に大切なことは、バリエーションをたくさん用意するのではなく「この服を着たい!」と思って心躍り、手が伸びる服を何枚持っているか。そして、それを維持するためにクローゼットは随時アップデートされているか、ということなのだと思います。
目指すべきは「少数精鋭で構わない。心踊る服だけが、ゆとりを持って並んだクローゼット」。ここからスタートする朝はあなたの人生を必ずより豊かに輝かせてくれるはずです。
きっと、「一生もの」の洋服なんてないけれど、あなたのセルフイメージ向上は一生ものの宝物。クローゼットを整えて、もっと楽しい人生にしましょうね!
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。