こんにちは。モデルをしている忍舞（しのぶ）です。
@sinobuuta

私が植物由来の食生活「プラントベース」にシフトしてから、3年ほど経ちました。きっかけは、産後の体調の変化でお肉をあまり受けつけなくなってしまったこと。食べるだけでなく、だんだんと作るのも大変になってしまい……。そんなときにプラントベースのことを知り、畜産や動物環境について私なりに調べるようになりました。

知るようになって考えたのは、私は動物が好きなのになぜ動物を食べるのだろう、ということ。動物性のものを避けるプラントベースの考え方は環境保護にも繋がると知り、なおさら実践しようと思うようになりました。今ではお肉だけでなく、卵や乳製品などの動物性の食品は一切食べない食生活を送っています。

まわりからは「実践するの、大変じゃない？」とよく聞かれたりもします。最初は外食が難しかったりもしましたが、1年も経てば慣れちゃいました。今でも焼肉屋さん以外なら、どこでも行っちゃいますよ！　例えばパンを買うときも、近所のよく行くパン屋さんならプラントベースの食材を使ったものを覚えているので、大丈夫。困るのは、撮影のときのお弁当くらいです。

「お肉、食べたくならない？」と聞かれることもありますが、私の場合は「お肉が食べたいー！」と思ったことは、一回もないですよ。私は健康のために始めたというよりは、動物が好きで食べるのをやめたので、好きな動物を食べたいという気持ちが起こらないというのも大きいのかもしれません。そして、お肉よりおいしいものが世の中にたくさんあることも、知ることができたからだと思います！　

もうすぐ3歳になる息子の食事も、もちろんプラントベース。魚以外の動物性の食材は我が家にはないので、必然的に息子の食事もそうなってきます。あと食生活で心がけていることは、旬のお野菜を食べることや、できるだけ無農薬のものをいただくこと。また、作ることのできる調味料はできるだけ自分で作るようにしています。普段お買い物するのは、家の近所の地産地消のスーパー。あとはビオセボンなどのビオ系のスーパーで食材を購入することが多いです。

プラントベースにして変わったことといえば、なんといっても、いつも体力があって元気だということ！　動物性のものは消化に時間がかかるそうなので、消化するのに体力を消耗することがあまりないからなのかな？　胃もたれもほぼしなくなりました。

肌の状態もとても安定しました。もともと肌荒れしにくいタイプではあるのですが、やっぱり生理前や季節の変わり目などは、肌の状態が乱れがちでした。それが、プラントベースにしてからはかなりなくなりました。妊娠中は便秘がちだったこともありましたが、それもなくなりました。カラダにいいこと、いっぱいあります！

そんな私の、普段食べているごはんを少しご紹介します！

カレーには、お肉を入れていません。ジューサーで野菜ジュースを作るときに出た野菜や果物のカスを煮込んで作ったカレーは味わい深くて、お肉類を入れなくてもエキスたっぷり、とてもおいしいんです！　塩麹を少し入れて植物性のみの市販のルーで作っています。サラダのドレッシングは醤油麹と梅酢とオリーブオイルを合わせたもの。

こちらは、ヴィーガンチキン南蛮。大豆ミートで作った唐揚げに、玉ねぎを塩揉みしてソイマヨネーズとお酢と合わせただけの、卵を使っていないタルタルソースを合わせています。

写真は3色丼。大豆ミートのひき肉タイプを醤油やみりんで甘辛く炒めたもの、木綿豆腐を塩とターメリックで味付けて炒り卵風にしたもの、ピーマンとほうれん草を甘辛く炒めたものです。

こちらは卵、乳製品を入れずに作ったフレンチトースト。フレンチトーストは、卵の代わりに片栗粉、牛乳のかわりに豆乳などの植物性ミルクで作っています。バターは最近ハマっているヴィーガンバターを。

ケーキだって、作れちゃいます！　こちらは、ヴィーガンさつまいもタルト。もちろん、卵や乳製品は使っていません。プラントベースは関係ないのですが、こちらは小麦粉や砂糖も作っていないグルテンフリー＆シュガーフリーです。ソイクリームの上にかかっている茶色い粉は、キャロブパウダー。息子もぱくぱく食べてくれました！

私がプラントベースを実践するのは、動物が好きだから。息子の未来をよりよくしたいから。地球を少しでも救いたいから。プラス、健康な自分でいたいから！　

ライフスタイルはみんな違うと思うので、それぞれに合ったやり方でマイペースに始めるのでいいと思います。プラントベースの考え方を少しでも知ってもらうことで、体の不調が改善されたり、気分がよくなったり。そんな感覚をぜひ味わってもらえるとうれしいです！

忍舞（しのぶ）
@sinobuuta

モデル。もうすぐ3歳となる男の子のママ。ナチュラルでヘルシー、そしておしゃれなライフスタイルが多くの女性に支持されている。2019年に、仕事と子育てを両立させる現代女性のためのアパレルブランド「WOM(ワム)」をスタート。自身のインスタグラムでは洗練されたファッションとライフスタイル、プラントベースの食生活などを紹介。野菜や発酵食、ヴィーガン飯で作られた「#しのぶん飯」も話題となっている。