オリジナル実験器具キャラクター「ビーカーくんとそのなかまたち」など理系の知識を活かしたイラスト・書籍などを手掛けている、夫婦イラストレーターユニット「うえたに夫婦」の最新刊「注射器兄弟がマンガで教える! 人体のナゾ図鑑」。
人の体の器官とはたらきを、オリジナルキャラクター「注射器兄弟」がマンガとイラストでわかりやすく紹介してくれます。
今回は「注射器兄弟がマンガで教える! 人体のナゾ図鑑」からもう1ネタ「脳」に焦点をあててご紹介します。
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2021/03/02 Tue.
【PARCO出版】注射器兄弟がマンガで教える! 人体のナゾ図鑑 ~脳~
オリジナル実験器具キャラクター「ビーカーくんとそのなかまたち」など理系の知識を活かしたイラスト・書籍などを手掛けている、夫婦イラストレーターユニット「うえたに夫婦」の最新刊「注射器兄弟がマンガで教える! 人体のナゾ図鑑」。
人の体の器官とはたらきを、オリジナルキャラクター「注射器兄弟」がマンガとイラストでわかりやすく紹介してくれます。
今回は「注射器兄弟がマンガで教える! 人体のナゾ図鑑」からもう1ネタ「脳」に焦点をあててご紹介します。
手の感覚や目が見みた景色などのさまざまな情報が、電気信号となって神経細胞(ニューロン)によって伝つたえられていくということはすでに説明した通とおり(94 ページ)。ここでは、神経細胞がどのようにして情報を伝えていくかをもう少詳しく説せつ明めいするよ。
神経細胞から1本伸びた軸索は、ほかの神経細胞や筋肉にくなどとシナプスという部分でつながっているんだけど、このシナプスのところ、実はものすごーく小さなすき間が空いているんだ。そのため、神経細胞を伝わってきた電気信号は化学物質に姿を変えて、このすき間まを飛び越えることになる。この化学物質は「神経伝達物質」と呼ばれているよ。そのしくみを簡単に説明めいするとこんな感じ。
①神経細胞を伝わってきた電気信号が神経細胞の先端を刺激
②神経細胞の先端から神経伝達物質が放出される
③次の神経細胞や筋肉の細胞が、神経伝達物質をキャッチ
④キャッチした刺激が新な電気信号になり、その先に伝わっていく
つまり、「電気信号」と「神経伝達物質」がうまく作用ようすることで、体を動かしたり、目でものを見たりするなど、さまざまなことが可能になっているというわけ。
ちなみに、「神経伝達物質」は100 種類以上もあると言われているよ。気持ちを興奮させる「アドレナリン」や気分を安定させる「セロトニン」、血圧を低下させる「GABA(ギャバ)」などが有名だ。これらの物質は、不規則な生活をしているとちゃんとはたらかなくなったりすることもあるから注意しよう。
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