筋肉や骨格に基づいた“似合う眉の形”や、ファッションに合わせた眉メイク法を、セミナーや雑誌などで紹介。著書に『目元で、美人の9割が決まる』『いつものコーデが見違える！美眉メイク&プチプラコーデの作り方』。眉毛の最旬トピックスからファッションや私生活までを綴るブログ「まゆげの時間」にもファン多し。

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まずは土台作りが肝心！ 失敗しない「眉毛の整え方」

適当にカットしたり、抜きすぎたりと、なんとなく自己流で済ませると間違いだらけの状態に……。今回は玉村流、「描いてからカット」して整える、簡単な方法を3STEPでレクチャー。自然で美しい眉メイクへとつなげるためにも、整えすぎはNG。あくまで自眉を活かしながら、余分な部分だけを除く感覚で行いましょう。

左右対称になっているかチェックしながら眉メイクをする

玉村流では、いつもの眉メイクをした状態から整え始めます。だから、夜のメイク落とし前にするのがオススメ。このとき大切なのは、眉メイクがきちんと左右対称になっているかどうか。チェックするポイントは、左右の眉頭の高さと形、そして眉山の高さと位置。もし対称になっていなければ、眉メイクを手直しして。

メイクからはみ出た部分を、眉ハサミで短くカット

眉メイクからはみ出している毛のみを、いったん眉ハサミで短くカットしておきます。普通のハサミよりも、小回りの効く眉専用のハサミが◎。切り終えたら、いつものメイク落とし＆スキンケアで、眉メイクをオフ。

短くカットされた毛を、眉シェーバーで除去して完成！

メイクをオフしたら、先ほどハサミで短くカットした毛のみを眉毛用シェーバーで除去します。目尻を少し指で引くようにすると剃りやすさアップ。

この秋、フェミニン顔を目指すなら、玉村さんのイチオシは「血色アーチ眉」。ピンク系のアイブロウパウダーやピンクブラウン・レッドブラウンの眉マスカラで血色をプラスすることで、ほわっとあたたかい表情に見せ、さらに上気したような色気も演出！　丸みのある曲線的なアーチを描けば、より女性らしく優しげな印象に。

・上下の輪郭が緩やかな曲線になるように描く

・ピンク系のアイブロウアイテムを使って血色感を出す

まずは「眉山〜眉尻」を曲線的に描く

細芯のアイブロウペンシルを使って、眉山からメイクスタート。眉山の位置は、黒目の外側のフレームの真上。そこから、眉山を際立たせず、なだらかな曲線を描くように眉尻へと描いていきます。長いストロークではなく、サッサ、サッサと少しずつ、毛並みに沿って1本1本描きたすイメージで。

アイブロウパウダーで眉全体に色をのせる

ブラシにアイブロウパウダーを取ったら、上下の輪郭がなだらかな曲線になるように描きます。アーチ型の眉を描きたいときは、ラウンドブラシを使い、ワイパーのようにブラシを動かしながら描くのがポイント。軽く輪郭を描いたあと、内側にも色をのせて。アイブロウパウダーは今回、パレットのうち濃い色と中間色を混ぜて使用。

眉マスカラで自眉の色を抑えたら完成！

アイブロウパウダーの色と合わせて、ピンク系カラーの眉マスカラをオン。眉マスカラでメイクと自眉との境目をなくすことでなじみが良くなり、また自眉の黒さが消えるので軽さがアップして優しい印象に。眉マスカラをつけた後は、乾く前にすかさず眉コームでとかすと、ムラのないフサッと柔らかな質感に仕上がります。

「血色アーチ眉」に使ったのはコチラ！

A. ニュアンスブロウパレット 02 （ジルスチュアート、玉村さん私物）

B. 繊細で正確なラインを描ける細身のペンシルと、毛流れを整えるスクリューブラシの両軸タイプで自然なブロウメイクが実現。湿気や汗、皮脂で落ちにくい仕上がりになるのもうれしい。全8色展開。
アイブロウスタイラー リンガリング（ベージュブラウン）￥2,750（M・A・C）

C. 日本の伝統的な“櫛”にインスピレーションを得て開発された最新のアイブロウマスカラ。眉の根本から毛先まで1本1本ムラなく塗布して、自然な立体感を叶える。全8色展開。
クシ ブロー P バーガンディー ¥3,740（シュウ ウエムラ）

玉村さんが提案する秋のハンサム眉は、直線的なストレートラインで凛とした顔立ちに見せつつ、さらに毛並みを際立たせることで、トレンドの立体的な眉に仕上げる「立体ストレート眉」。毛並みがフサッと際立つと、表情がイキイキとし、オシャレさも断然アップ！

・上下の輪郭を直線的に描く
・眉頭の毛を眉マスカラで上向きに立たせる
・足りない部分は細芯ペンシルでリアルに描きたす 

細芯ペンシルで「眉山〜眉尻」と「眉頭上」を描きたす

細芯のアイブロウペンシルを使い、「眉山〜眉尻」は斜め下に、「眉頭上」は斜め上に向かって描きます。「眉山〜眉尻」と「眉頭上」を描きたすことで、眉の形が一気に直線的に。眉山の位置をやや外側にすると、眉全体がより直線的に見えます（眉山の目安は、目尻の真上あたり）。描くときは、毛並みに沿って1本1本、小雨を降らせるような感覚でサッサと軽いタッチで描いて。

上下の輪郭が直線的になるよう、眉全体を色付け 

アイブロウパウダーをラウンドブラシに取ったら、上下の輪郭が直線的になるよう意識しながらブラシを動かして。Step1の段階でほぼ眉は描けているので、描くというよりも軽く色付けする程度でOK。アイブロウパウダーは今回、パレットのうち濃い色と中間色を混ぜて使用。

透明の眉マスカラで毛並みを際立たせたら完成！

透明の眉マスカラは、立体眉に欠かせないアイテム。眉マスカラをつけることで毛並みが際立ち、毛1本1本にハリとツヤがプラスされるので、眉毛の存在感がアップ。つけるときは、眉頭は寝ている毛を起こすように上に向かって、その他の部分は毛並みに沿って整えるように。眉頭の毛が立つと、一気にフサッとボリューム感が出ます。髪色が明るい人はカラー眉マスカラで代用OK。

「立体ストレート眉」に使ったのはコチラ！

A. 2色のマットなナチュラル色と、1色のクリーミーなハイライターが自然な眉を演出。ミニサイズのアングルブラシが簡単に色味をのせ、ツイストブラシで毛の流れを整えられる。理想の眉を作り上げるのに必要なものが詰まったブロウキット。アイシャドウとしても使える。全2種展開。
グレイト ブロウ（トープ）￥4,510（M・A・C）

B. 眉毛の流れを整えるジェル状の眉マスカラ。密度の高いブラシで、眉の流れを自然に形づくる。すばやく乾き、まつげ用マスカラとしても使えるアイテム。全3種展開。
ブロウ セット（クリア）￥2,860（M・A・C）

C. なぎなたタイプ（M）と極細タイプ（S）のペンシルを一本にセットできるWエンドのアイブロウ。なぎなたタイプは、眉毛に沿って寝かすように描けば優しくふんわりと、立てて描けばしっかり発色。全3色展開。
アイブロウペンシル（M）02 ダークブラウン ¥2,200（RMK）

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RMK：パルコヤ上野

シュウ ウエムラ：渋谷パルコ

M・A・C：吉祥寺パルコ、パルコヤ上野

Staff Credit
Photographer：Yui Fujii（Roaster）
Hair&Make：Akemi Ezashi（mod’s hair）
Eyebrow make：Maiko Tamamura
Model：Mayu Uemura
Design：Akari Kuramoto（Roaster）
Text&Edit：Junko Inui（Roaster）

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