今を生きる現代人は、座る時間が人類史上もっとも長く、さらに生活様式が和室から洋室に移り変わりつつある今は、ひとの数だけ椅子があります。

座るという姿勢は休憩しているように思いますが、実は生物学上とても負担の強い体勢なのだとか。座り心地が人生の質を左右するといっても過言ではありません。そして座り心地とは、椅子の機能だけではなく、愛でられるのかも重要なファクターを占めるのではないかと思うのです。

座り心地がよくて、賢くて、想いが込められている、ローカルでしか生まれない椅子は森林のなかにありました。