こんにちは、フラワーアーティストの前田有紀です。
先日打ち合わせをした方から、「コロナ禍の始まりを境に花を飾るようになった」というお話しを聞いて、なんだか嬉しいなぁとしみじみ思いました。
コロナというみんなが暗く大変な思いを共有する出来事の中で、お花に喜びや楽しみを見出す人が増えているのが一筋の光のように思えました。
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2022/02/28 Mon.
前田有紀の 花とはじめる心地いい暮らし 〜春にオススメのお花4選〜
こんにちは、フラワーアーティストの前田有紀です。
先日打ち合わせをした方から、「コロナ禍の始まりを境に花を飾るようになった」というお話しを聞いて、なんだか嬉しいなぁとしみじみ思いました。
コロナというみんなが暗く大変な思いを共有する出来事の中で、お花に喜びや楽しみを見出す人が増えているのが一筋の光のように思えました。
神宮前の店舗・NUR flower でお店に立っていても、自宅用に買っていく人がとても増えていると感じます。
皆さんは、お花を飾る習慣ありますか?
もっともっと花の魅力をお伝えして、お家で楽しめる人が増えたらいいなと思っています。
今、取り入れやすい春のお花のおすすめを綴っていきます。
その可愛らしい容姿で、世界中で親しまれているチューリップ。
いまは一輪300円~400円くらいで売られていることが多いお花ですが、かつてヨーロッパでは、人気のあまり球根の値段が、家一軒に相当するほど高騰する「チューリップ・バブル」を巻き起こしたこともあります。
せっかく咲いても瞬く間に枯れていくお花という存在に、一生住む家一軒の価値を見出すなんて!
そんな人々を熱狂させるほどの力をもつ花姿を詳しくみてみると、暖かくなるとぱかっと開いて、「あなた、チューリップでしたよね!?」と声をかけたくなるほど見違えて大きくなります。
最近のトレンドは、染めのチューリップ。
みずみずしいチューリップならではの花びらの曲線に沿って、色は染められていきます。
厚手の葉はほんのり先端から色づくのが特徴です。
チューリップを扱うときは、茎が傷つかないように優しく葉をとりましょう。
葉と茎の間に土がある場合は洗い流してあげると、より清潔に保つことができます。
花瓶に入れてからも茎がニョキニョキと伸びていき、可愛く生命力のある姿に成長を楽しめます。
まるく存在感があり、一輪でもさまになるラナンキュラス。
春の花としてはチューリップと人気を二分していますが、ラナンキュラスも可愛らしくて、心掴まれますよね。
キンポウゲ科キンポウゲ属のハナキンポウゲを改良して生まれました。
春の柔らかい日差しがよく似合う花だなといつも思います。
薄くて光沢感のある花びらが重なり、軽やかな美しさを見せてくれます。
ラナンキュラスという少し言いにくい言葉の語源は「葉」の部分に由来があります。
葉がカエルの足に似ていることからラテン語でカエルを意味する「rana」から名前がついたそうです。
葉っぱにも注目してくださいね。
茎は柔らかくて、他の花と比べても折れやすいです。
小さな蕾も水が下がりやすいので、取り除いてあげるといいでしょう。
スイートピーと合わせてとことん甘く柔らかい花と合わせるのがおすすめです。
生花で楽しむ以外にも、球根で育てる楽しみもあります。
生花よりも比較的長いスパンで楽しめます。
ムスカリは早春の庭先からひょっこり顔を覗かせる可愛いお花。
ぶどうの実が逆さまになったような小さなつぼ状のお花が下から順番に咲いていきます。
ヒヤシンスは、甘い香りが楽しめるラッパのようなユニークな形のお花を咲かせます。
甘い香りは「ああ、春が訪れたなぁ」と思い出して嬉しくなります。
お花は光の方に伸びていきますので、その様子を見守っているとほっこりしますよ!
球根を容器に入れる前に、表面の茶色い皮は手で剥いであげましょう。
水をこまめにいれかえるとカビを防ぐことができます。
ぐんぐんと成長して花を咲かせる姿に元気をもらえるのではないかと思います。
まだまだ寒さが続く2月から3月にかけては、ちょっとした日だまりにもうすぐ春が来るのかなぁと少しずつ期待感が高まる頃でもあります。
春の薄手の軽やかな服も気にはなっていますけど、タイツや厚手の靴下が欠かせないままでまだまだ寒いですよね。
そんな中、一足先にお家を春のお花でトーンアップできたらいいですね。
春の花は4月ごろになると少しずつフェードアウトしていくので、楽しむなら今です!
ぜひ飾ってみてくださいね。
前田 有紀 / フラワーアーティスト
10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。
パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド「gui」、神宮前に週末限定フラワーショップ「NUR」をオープン。
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