——今回のコラボレーションの話をどう感じましたか?
とても、うれしかったです!
私、パンダが大好きで、上野動物園には毎週のように通っていて。当選したときは(上野動物園は事前予約入園制、双子パンダの観覧は別途抽選)、真っ先に双子のシャオレイ(シャオシャオとレイレイ)に会いに行きます。
パンダは、私の毎日の生活には欠かせない存在。だからこそ、双子たちのイラストを描く機会をいただけるなんて、とても幸せ。さらにそれが商品になるなんて……! たくさんの人の手に渡る機会をいただけて、うれしいです。こうして商品になると、さらにかわいくなりますね。我ながら自画自賛しちゃいます(笑)。
——今回イラストを描き下ろすにあたり、どういったところからインスピレーションを受けたのですか?
あまり考えずに、イメージが湧くままに描きました。それぞれのフォルムや顔の特徴はこんな感じだったなぁ、と楽しく想像しながら描いて、写真と見比べつつ、でしたね。
——リボンをつけているほうが、メスのレイレイですね。
そうです。このイラストのポイントは、なんといってもシャオシャオの耳! レイレイがシャオシャオの耳をかじっている映像があるのですが、かじりすぎて耳が「しゅわしゅわ」っとなっているんですよね(笑)。すごくかわいくて、それを表現してみました。
——バースデー感のあるイラストもかわいいですね!
この双子パンダだったらどういうふうに1歳をお祝いするんだろう、と考えてみたら、風船を持たせよう!となって。シャオレイは木に登るのが大好きなので、風船で高いところに行って遊んでいるイメージです。いつもレイレイのほうが高いところに登っていたので、上にいるのがレイレイです。
これは、私が初めて双子パンダに会ったときに、レイレイが毛玉のように木の上で丸まっていて。それがもう、なんか、すごくかわいくて「プレミアム毛玉」みたいで(笑)。一方でシャオシャオは、奥の方で、もそもそと遊んでいたんですよね。そんな、私が初めて双子を見たときの印象的な姿を合体させてみました。
——ファミリーのイラストは、みんなそれぞれ顔が違いますね。
はい。例えばシャンシャンは、スリムなアイパッチで輪郭はちょっと下ぶくれな感じ。お母さんのシンシンは、本当にもうまん丸で、エレガントで美しい。お父さんのリーリーは、すこし頭がとんがっていて……。と、それぞれの顔の特徴を表現しました。初夏をイメージして、アイスクリームを囲んで。