― CUTIEPAIではどんな活動をしているのですか?
ライブ活動をしつつ、楽曲提供などもしています。一般社団法人福井県眼鏡協会の公認めがね大使として、眼鏡協会公認めがねソング『THIS IS MEGANE』を通じて日本製めがねフレームのよさを広める活動をしたり、東京都板橋区のハッピーロード大山商店街の公認ハッピーアンバサダーとして、児童館・保育園・小学校などでの地域のイベントで赤ちゃんからお年寄りまでたくさんの方に触れ合って、ハッピーをお届けしたり。また、イラストを描くのも大好きで、眼鏡業界誌の4コマ漫画を月に一度連載していたり。最近では警察署の啓発ポスターを描きました。
―新所沢パルコでライブするようになったのは?
きっかけは、直訳ロッカーの王様からのお誘いなんです。「新所沢パルコで新春ライブがあるんだけど、まゆちゃんオープニングアクトやらない?」と声をかけていただき、2019年から毎年王様と一緒に出演をさせていただきました。王様には、大感謝です!
― 今回、どのようないきさつで新所沢パルコのフィナーレソングを作ったのですか?
毎年恒例の「王様新春ライブ」に出演していた思い出の特別な場所が、2024年2月に閉店されることを知り……。最初はショックだったのですが、何かできないかな?と考えました。40年間もみんなを楽しませてくれた、新所沢パルコ。華々しく最後を飾れるお手伝いがしたい!と思い、「感謝の気持ちを込めてフィナーレソングを作りたいです!」とご提案をしました。
― 『PA PA PA しんとこ PARCO』への思い入れやこだわったところを教えてください。
聴いて下さる方の思い出と重なるように、とにかく歌詞にこだわりました。新所沢パルコと言えばここ!という場所の名前や、ライブをさせていただいたガレリアや印象的な入り口近くのエスカレーターなど、新所沢パルコが閉館してもハッピーな記憶が蘇るように。曲は少しの切なさと、CUTIEPAIがイメージするパルコならではのクリエイティブな楽しさを表現しました。あと、みなさんと一緒に歌ったり口ずさめるようにしたかったので、弾むリズムにしたのもポイント。「PAPAPAしんと〜こPARCO♪」と歌ってくれたらうれしいです!
― 『PA PA PA しんとこ PARCO』の好きなフレーズを教えてください!
いっぱいあるなぁ……。「このスニーカーも下で買ったな」という歌詞があるのですが、これはLet's館1階のABCマートで赤いハイカットのCONVERSE を買ったときのことです。だから歌っていると、そのときのことを思い出しちゃいますね。1番のサビ前『Let's Jump!』は、王様と新春ライブのアンコールで毎回一緒に歌わせていただいた『ぴょん』のことなんです。ガレリアステージでお客さまが両手をあげて楽しそうに飛んでいたあの感じを歌詞に入れたいな……と、書きました。
― 新所沢パルコに対する思い出や印象的なエピソードは?
店員の皆さんには行くたびによくしてもらえて、とくにメガネのミヤモトさんは、会うたびにギュッて抱きしめてくれるんですよ♡ パンが好きなのでアンデルセンのホットサンドイッチはよく食べたし、最近よく履いているデニムも新所沢パルコで買いました。今回のMV撮影中も、うれしいことにたくさんの方に話しかけてもらって。「何十年も近所に住んでいて毎日ここに来ているのよ♪」と教えてくれたおばぁちゃまや、「ま〜ゆちゃ〜ん!」と遠くから駆け寄ってくれたちびっ子もいました。みんな優しくて、思い出すとあたたかくなって、ギュッとなる……。いい思い出ばかりです! いつもお世話になっているスタッフの皆さんも、おもしろくて楽しくて、愛に溢れているんです。あぁ、こういった方々お一人おひとりが、新所沢パルコを作って守って来たんだなぁと……。感謝しかないですね。
― 新所沢パルコの魅力や好きだったところを教えてください。
白いアーチ型の通路と、神聖な魅力につつまれた外観なのに、館内はうってかわって親しみやすい雰囲気。そのバランスが、とても魅力的ですよね。行くたびに心地よくさせてくれて、さすがパルコだなぁって。人も建物も空気感も大好きでいっぱいの新所沢パルコを、この曲で最後まで盛り上げて行きたいです!