4.茶を沸かすほどの熱い想い【TEA FACTORY GEN】

広島県のおへそにあたる、世羅という場所に茶畑を持ち、無肥料、無農薬での茶葉の栽培から製造、販売までを行なっているお茶屋さんが、TEA FACTORY GENさん。

オーナーの高橋さんは「まだまだお茶の業界は発信する人が圧倒的に少ない。もっとお茶がたくさん作れるようになれば、別ブランドで若い人たちに響くようなものも作りたい。かつて千利休が茶の湯の世界を世に広めたように、かっこいい提案の仕方を考えていきたい。」そんな茶を沸かすほどの熱い思いを語ってくれました。
TEA FACTORY GEN
広島で無肥料・無農薬の在来茶栽培、製造。
5.お米がつなぐ、よろしくのバトン【娘を、よろしく。】

標高500メートルに位置する「高原の町」の飯南町。飯南高原は豪雪地帯で、飯南町を取り囲む1000メートル級の山々から流れる雪解け水は、一年中地域を潤し良質な米を育てる。そんな気候風土に恵まれた良質米の産地「飯南町」で栽培されるお米は艶やかでふっくらとして甘く、コシと粘りが良いのが特徴。

農家さんが娘のように大事に育てたお米を、嫁にとつがせるような想いで出荷する。そんな想いを込めて「娘をよろしく」と名づけられたお米は、最近、広島県内の様々な飲食店が扱いはじめ話題となっています。
娘を、よろしく。
農家を助けるプロジェクト。飯南町産 コシヒカリ「娘を、よろしく。」農家さんが娘のように大切に育てたお米を食卓にお届けします。合言葉は「ムスヨロ!!」
6.みんなが帰れる味の実家、よいこ出汁【幅屋】

幅屋は広島市南区皆実町に店舗を構えるうどんの人気店。店主の苗代幅健友さんは埼玉県の所沢出身。27歳の時にプロボクサー引退を決意するも、いわゆるスーツを着るような仕事をするイメージが湧かず、実家が「武蔵野うどん」のお店を営んでいたことと、讃岐うどんの美味しさに出会ったことがきっかけで、9年前に広島にお店をオープンしたんだって。

苗代幅さんが最もこだわっているのは、お出汁。子供が生まれたことをきっかけに、世の中の添加物の多さについて考えるようになった苗代幅さんは、スーパーで出汁パックを買おうとした時に苗代幅さんが買いたいと思えるものがないことに気づき、それなら自分で作ろう!と奮起。その姿勢にはプロボクサー時代のファイティングポーズが目に浮かびます。
ワンダフル商店 幅屋
7.僕らの日々のためのコーヒー【BASKING COFFEE】

「流行」という面では今やコーヒー業界も多様化が進み、日夜様々な試行錯誤の元に新しいコーヒーが生み出されています。そういった動きとは対照的に、BASKING COFFEEはあくまでも日々のコーヒー、その「基本」をよりよくすることを突き詰めていくことに磨きをかけているお店。

「まずはコーヒーを好きになってもらえるよう、お店で一杯の美味しいコーヒーを淹れるところから。そしていつか、広島店独自で自分が焙煎したコーヒー豆を自宅で楽しむ日常を過ごしてもらうというのが僕たちのゴールなんです。」そんな長期的なビジョンは、店長のタツヤさんの人柄を表していますね。
BASKING COFFEE
全16ショップが出店するCHRISTMASズキューンMARKET。広島PARCOの特設サイトには、ここでは書ききれなかった記事や紹介しきれなかった商品も。記事を読んだら、もっと彼らのことを知りたくなって、広島のことが好きになっていること(きっと)間違いなし。ぜひ読んでみて!