心も体も健康で幸せを感じながら日々を過ごせる状態が、その人にとってのウェルビーイング。幸せの感じ方や心地良い暮らし方は人それぞれ違うので、人の数だけウェルビーイングのかたちがあります。まずは自分と向き合い、どんなライフスタイルが自分のウェルビーイングを保つのに最適か考えてみましょう。

ヨガインストラクターやモデルとして活動する傍ら、エシカルなアイテムを広めるために自身のブランドを立ち上げ、現在は海沿いの町で暮らす栗山遥さん。彼女のウェルビーイングに欠かせないことは、自分を大切にするセルフラブの意識を忘れないことなのだとか。
 
「セルフラブは、自分が感じていることや、どうしたいのかという気持ちに素直でいること。例えば自分がどこに住みたいかや、誰と過ごしたいかを、まわりの意見や一般常識に惑わされずに自分の意思で決めるようにしています。そうすることで、自分にとって心地良い環境を見つけて、より良い自分になっていけると思います。わたしが今の場所に住むことを決めたのも、海や山に囲まれた場所で暮らすことが昔からの夢だったから。今は東京にいた頃より穏やかな気持ちで日々を過ごせています。」

自分らしく前向きに日々を前進していく栗山さんがウェルビーイングを維持するために取り入れている習慣は、ウィッシュリストをつくること。

「学生のころから、自分の目標やどんな自分でありたいかを書き出したウィッシュリストをつくっています。目標を目に見えるように書き出したら、それを口に出して読み上げるとさらに意識が高まり、だんだんとかたちになっていく。海沿いで暮らすことも、20歳ころからウィッシュリストに入れていたことで、当時は遠い夢のように感じていましたがこうしてかたちになりました。」

体の健康だけでなく、不安やストレスを軽減して精神面の健康も保っていくのは、簡単なようで難しい。調子が良いときも悪いときも、変わらずに自分の調子を整えるコツを聞いてみました。

「体の調子が悪いときは、とにかく休むようにしています。何もせずに、考えることもやめてみる。一日そういう日をつくって、しっかり休むことも大切です。それから、サーフィンをすると精神面も体調面もリセットされてスッキリします。海に入っている時間は、わたしにとって自然と一体化できる特別な時間です。」

次回は、栗山さんおすすめの、朝に取り入れることで1日をスッキリとスタートできるヨガポーズ&習慣を紹介します！

栗山遥

Haruka Kuriyama / ヨガインストラクター、クリエイティブディレクター 1996年生まれ千葉県出身。学生時代にヨガに出会い、バリでインストラクターの資格を取得。ヨガインストラクターとして活動する傍ら、2021年に自身のサスティナブルブランド、seed and soilを立ち上げる。 メディアや自身のSNSでは、海沿いでの暮らしやサーフィン、サスティナビリティなどを発信している。

seed and soil

https://seedandsoil.official.ec/

 
Staff Credit
Instruction & Model: Haruka Kuriyama
Photo: Yuka Uesawa
Design: Aska Ota
Illustration: Chisato Nagano
Edit & Text: RCKT/Rocket Company*