こんにちは！
東京でバレエダンサーをしています、chisatoです。

@chisato.0o

今日私がやって来たのは、新所沢駅からバスで10分ほどのところにある工房「Metal NEKO」さん。鉄を使ったオーダーメイドの家具や看板などを制作されている場所です。

こちらで開催されている「鉄フライパン作り」のワークショップが、女性の間でじわじわと話題を集めているとの情報をキャッチ！　もともと料理が好きで、いつか欲しいなぁと思っていたのでとっても楽しみです。

フライパン作りを教えてくれるのは、鍛治職人の金子さん。ダンボール工場で働いていた頃に感じた「もっと長く愛されるモノを作りたい」という想いから、丈夫で長持ちする鉄を扱うようになって以来、13年間鉄ひとすじという生粋の職人さんです。

金子さんの言葉の節々から感じる鉄への愛に感化され、私も長く愛せるフライパンを作りたい！　と、やる気がムクムク。

Metal NEKOさんで作られるフライパンは、取っ手と鍋が1枚の鉄から作られた一体型。一般的なフライパンと違って、取っ手だけ先に壊れたりすることがないので、長持ちするんだそう。今回は、比較的軽くて初心者でも使いやすいミニサイズを作ります。

鉄のフライパンは熱を長く保持する性質があるため、全体に均一に火が通り、旨味も逃さないというスグレモノ。扱いは簡単ではないけれど、料理好きなら一度は夢見るアイテムですよね！　特に目玉焼きやパンケーキなどの「外はパリッ、中はふわっ」とさせたいお料理に向いているそう。

「我が家では特に餃子が大人気で、大きなフライパンで作ってもすぐなくなっちゃいます」と金子さん。ますます期待が高まります〜！

 やる気マックスになったところでいよいよ作業開始！

こんなに平らな鉄が、本当にフライパンのかたちになるのか…。

まずは、取っ手の部分に自分の名前を入れます。アルファベットの刻印をハンマーで打ち付けて、ジャーン、名入れ完了♫　これから立派なフライパンにしてあげるからね！

鉄を形が変えられるくらいの柔らかさにするべく、まずは金子さんに鉄を熱してもらいます。その温度、なんと1000度！　目の前で高く舞い上がる火の粉に、職人さんの技を垣間見てワクワク。

火や鉄の粉が顔にかからないように、完全ガードしていざ出陣！　木槌で鉄を打ち、フライパンの形を作っていきます。

金子さんがフライパンを支えてくれるうえに、打つ場所も的確に指示してくれるので、私は一心不乱に鉄を叩くのみ！　だけど、これが本当に重労働。鉄が冷めないうちに叩かなければいけないので、スピードも意識しながら…。

熱しては叩き、熱しては叩きを繰り返し、少しずつフライパンらしい形に。その都度、金子さんがアドバイスをしてくれるのが心強い◎

打ち続けること1時間半。きちんと左右対称になっているか、金子さんがしっかりチェックしてくれます。

「初めてとは思えないくらい、キレイに出来てます」とのお褒めの言葉をいただき、とっても嬉しい〜♫　「力の入れかたと、叩くリズムが上手」とのことで、バレエをやっているおかげかも（笑）？

鍋の部分は完成ということで、続いては取っ手部分に取り掛かります。完成までもう少し！

今度は自分で本体を支えながら取っ手を打つので、バランスや位置を定めるのがムズカシイ。取っ手のカーブが、きちんと左右対称になるようにバランスを見ながら…。

ついに完成〜！　左が原型で、右が私が作ったフライパンです。ただの1枚の鉄の板からこんなに立派なフライパンを、しかも自分の手で作れたなんて。言葉にできない達成感でいっぱい！

明日は全身筋肉痛の予感だけど、そんなのどうでもよくなるくらいに、このフライパンが愛おしい（笑）。もはやモノではなく、特別なパートナーって感じがします♡

仕上げに、金子さんに油を焼き付けていただいたモノがこちら。焦げつきにくくなってるので、鉄フライパン初心者でも安心して使い始められるのだそう◎　ほかにはない、ぬくもりと思い出が詰まった私だけの鉄フライパン。これから末長〜く、大切に、使いこなしていく幸せを味わいたいと思います！

今回体験した「鉄フライパン作り」のワークショップの予約などは、Metal NEKOさんのサイトから申し込み可能です。（1名あたり 税込 ¥21,600） 

Metal NEKO

次回は、池袋からたったの40分でアメリカ気分を満喫できる、入間のジョンソンタウンにおじゃまします！　お楽しみに！