NANZUKAキュレーションによるグループ展「GLOBAL POP UNDERGROUND」が開催

気鋭のギャラリー
NANZUKAがキュレーション

NANZUKAは、渋谷ヒカリエの先、青山通り沿いのビルの中にある現代アートギャラリー。2005年、ポップカルチャーと現代芸術の接続を目指し、実験的な企画を発信するギャラリーとしてスタートしました。才能がありながらも、芸術として認められることのなかったアーティストの作品を再評価し、国際的なアートの舞台へと導くことに尽力。次代を担う若手アーティストの発掘や、有力な海外アーティストの展覧会を日本に誘致するなど、独自のキュレーションが注目を集めています。

「GLOBAL POP UNDERGROUND」とは？

「GLOBAL POP UNDERGROUND」は、NANZUKAが昨年、ニューヨークとロサンゼルスにて、世界的ギャラリストのジェフリー・ダイチと組んでアートにおけるハイとローの問題に挑んだ「TOKYO POP UNDERGROUND」展を、グローバルなアーティストセレクションにより再構築したもの。クロスジャンルに活躍する国内外のアーティストの作品を一堂に会し、それぞれの個性がぶつかりあう相互作用によって、アートの多様性を体系的に表現します。7月11日（予定）からは、会場の様子を3Dビューで楽しめるオンラインツアー公開も！

見どころ① 空山基による巨大セクシーロボット

©Hajime Sorayama Courtesy of NANZUKA

2018年に行われたDIORのファッションショーに登場して大きな話題と注目を集めた、空山基による巨大なセクシーロボット。今回その新作が、渋谷PARCO１階のスペイン坂広場に、高さ７mのパブリックアートとして世界初披露されます。展覧会場でも、女性の人体美をロボットに取り込んで表現した「セクシーロボット」シリーズがお目見え。なお、渋谷PARCO4階のPARCO MUSEUM TOKYOでは展覧会の入場者を対象に、このパブリックアート作品を4分の1サイズで再現した、エディション限定100体の抽選販売も行われます。

見どころ② 国内外の巨匠から若手までが集結

©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA

田名網敬一、山口はるみ、ピーター・ソールといった、ポップアートと現代アートのつなぎ役を担い、その道を切り開いてきた伝説的アーティストの作品が、国内外問わず多数登場。自身の80年以上の歴史を記した“曼荼羅図”を制作する田名網敬一の作品は、サイケデリックな色彩で、超越した何かを感じさせます。

©Javier Calleja Courtesy of NANZUKA

日本の漫画に影響を受けているというスペイン出身のハビア・カジェハの作品は、巨大な目のキャラクターが印象的。ほかにも、ユーズドのスケートボードデッキを用いて彫刻やインスタレーションを手がけるハロシなど、今後のアートシーンをリードすることが期待される、若手アーティストの作品にも注目。

展覧会限定のアートフォトTは要チェック！

本展の開催を記念し、NANZUKAとPARCO MUSEUM TOKYOのコラボレーションによる限定Tシャツを1週間前の会場先行の後、7月11日からパルコオンラインストアでの販売を開始予定です。空山基、山口はるみ、佃弘樹、ハビア・カジェハ、ジョイス・ペンサート、オリバー・ペインの作品がプリントされたTシャツは全6種類で、ホワイトとブラックの２色展開。インパクトのあるアートがプリントされた、今っぽいムードの一枚をお見逃しなく！