財布・バッグなど革製品を手作業で製造する工房「JOURNEY(ジャーニー)」。
”素材を生かす作り手、モノを生かす使い手”がコンセプト。使い込まれた革も、アンティークや古道具のように味が出た姿に惹かれます。
今回は、商品のこだわりやブランドを始めるきっかけ、環境への思いなど、作り手の草薙さんに教えていただきました。
~1分で読めるエンタメコラムを配信~
季節のファッショントレンドから、アート、映画、演劇、旅行などの耳より情報に、旬のイケメンまで。あなたの好奇心を満たすコラムをお届け!
2021/12/05 Sun.
時間と共に湧く愛着。“JOURNEY”の革製品がパルコオンラインストアに登場。
財布・バッグなど革製品を手作業で製造する工房「JOURNEY(ジャーニー)」。
”素材を生かす作り手、モノを生かす使い手”がコンセプト。使い込まれた革も、アンティークや古道具のように味が出た姿に惹かれます。
今回は、商品のこだわりやブランドを始めるきっかけ、環境への思いなど、作り手の草薙さんに教えていただきました。
お気に入りを長く使って欲しい。そんな願いから、素材は使うほどに経年変化を楽しめるフルベジタブルタンニンなめしのバケッタレザーを使用。縫製は、*サドルステッチという丈夫な手縫いで、並縫いやミシン縫いなどに比べほつれにくい仕上がりになっています。
飽きがこない見た目と使いやすさを意識し、万が一壊れたときも直しやすいシンプルな構造が魅力的。アフターケアまで考えられているので、良いものを長く使いたい…そんな方におすすめしたいレザーブランドです。
*サドルステッチ=馬具作りに使われる丈夫な手縫いの製法で、万が一ほつれてしまっても、同じ穴を使い縫い直しができるメリットがあります。(※縫い目の皮がちぎれない限り縫い直しを承ります)
手のひらの収まるコンパクトなサイズながら、小銭入れ・札入れ・カードポケットが備わっています。カードは各ポケット2枚ずつの計6枚収納可能で、うち2つのポケットは広げると起き上がる仕様。小銭入れも、広げられて、つまみやすく確認もしやすい。札入れには仕切りがあるので、領収書も分けて整理が可能です。
触れるほどにしっとりとした質感と深い色味が増し、自然にツヤも出てくるので、使う人それぞれの経年変化が楽しめます。(※受注製作になります)
テレビ周りなどの家電のコンセントや充電ケーブル。目に入ると、どうにかしたいと思うけれど、すべて隠すのも難しい。そんな誰しもが持つ悩みを上品にまとめてくれるコードホルダーです。なんと4セットでこのプライス。そしてカラー展開も豊富なので、ギフトにもいかがでしょうか?
素材は、どうしても残ってしまうハギレを利用。元々は命ある牛から作られたもののため、最後まで大事に使われています。
花屋の家で生まれ育ち、子供のころから自然のものが好きで、環境問題にも関心を持っていたという草薙さん。
高校生のころには、インテリアや雑貨を仕入れたショップを開きたいという考えを持ち、勉強のため、とある展示会に行ったときのこと。ほとんどのブースでは、作り手の売りたいという気持ちが出た商品ものや環境問題と無縁なものが多いことに疑問を感じたのと同時に、アンティーク雑貨を取り扱うブースと廃材からものづくりをしているブースからは特別な興味と魅力を感じたそう。
この2つのブースだけ、どうして魅力を感じたのか。それは、経年変化し美しく育つモノの良さ、手仕事から作られた他にはないオリジナリティと、それを使う方のモノを大切にする心が見えたから。
もしも自分でモノをつくるなら、数年で捨ててしまうようなものではなく、環境問題に対する思いを込めて、長く使えるもの。
とあるショップでレザーに触れた際、革だったら経年変化で育ち長く使うことができる。そこで、始めたレザークラフトから、革の工房兼店舗を構えるきっかけになったそうです。
エシカルについて突き詰めると、作り手の心がけだけでなく、使い手である皆さんに長く使ってもらうことで初めて成立すると思います。JOURNEYは、「素材をいかす作り手、モノをいかす使い手」というコンセプトで、モノを大切にする社会を目指して、今日もひと針ひと針縫っています。
草薙亮
経歴
・2009年 独立
・2014年 川口に現在の店舗を構える
・2016年 那須SHOZOギャラリーにて個展開催
イベント出店
・クラフトフェアまつもと(2015~2019)
・灯しびとの集い(2015~2017)
・にわのわ(2017,2019)
2024/03/29 Fri.
2024/02/23 Fri.
2024/02/16 Fri.
2024/02/02 Fri.