――ドラマの中ではゴージャスな衣装やセットが数多く出てきましたが、特に印象的だった衣装はありましたか?
蜷川実花(以下、蜷川):私、4話でヒラクがクラブになつめを迎えに来たときの格好が好き。スカジャンも、メガネも可愛かったし。どれも好きだけど……やっぱり最終回ラストシーンのなつめが一番かな? あのときの表情がすごくよかったから。
池田エライザ(以下、池田):どっちもグリーンの服だ! 衣装もセットもどれも本当にステキだから、演じる側としては画の美しさに負けないようにしなきゃって気持ちがありました。
蜷川:1周目ではドラマそのものを楽しんでもらって、2周目で衣装やセットをじっくり見てもらえたら理想だね。あとは、エライザのセーラー服を絶対見たいっていうのがあって(笑)。夢を詰め込んだのでお楽しみに。
池田:キャストのみなさんが着ている衣装の中に、実花ちゃんの私服もたくさん混じってるんだよね。素敵な衣装に刺激されちゃって、もう撮影中はお買い物が止まらなかった……。
――お二人にとって「TOKYO」を象徴する場所とは?
蜷川:『FOLLOWERS』の冒頭でも出てくるんですけど、スクランブル交差点は私にとって特別な場所。渋谷って、ステージに上がろうとしている人のイメージがあって。いろんな人が集まるカオスな感じと、諦めていない人が集まっている気がして好きなんです。
池田:私は新国立競技場がある、千駄ヶ谷辺りかな。ずっと工事中だったから、いつ見ても作りかけなところが、撮影中なつめにも私自身にも重なって。もう完成された場所に思えるけど、あの建物があるおかげで「東京もまだまだ発展途上なんだな」って安堵できる不思議な場所。東京の心の拠り所です。