PALAVA/パラバはイギリス発のキッズ&レディースブランド。デザイナーのブライオニーが描くイラストがオーガニックコットンやリネンにプリントされ、ヨーロッパの小さな工房でひとつひとつ丁寧に作られています。
まるで小さなミュージアムを訪れるようなパラバの世界へようこそ!

2019/08/27 Tue.
デザイナーの描くイラストレーションがプリント生地に。イギリス発のエシカルブランド PALAVA/パラバ
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2019/08/27 Tue.
デザイナーの描くイラストレーションがプリント生地に。イギリス発のエシカルブランド PALAVA/パラバ
PALAVA/パラバはイギリス発のキッズ&レディースブランド。デザイナーのブライオニーが描くイラストがオーガニックコットンやリネンにプリントされ、ヨーロッパの小さな工房でひとつひとつ丁寧に作られています。
まるで小さなミュージアムを訪れるようなパラバの世界へようこそ!
イギリスのヤーンという小さな町に1854年から続く小さな百貨店に、デザイナー、ブライオニーの両親であるリチャードソン夫妻が、POPPY(ポピー)という名前で1974年にオープンした子供用の布団屋さんがパラバの始まりです。夫妻が地元のアーティストと作った楽しいプリント生地の子供布団は、町でとても人気になりハロッズなどイギリス国内の有名百貨店で販売されるようになりました。その後それらのプリント生地を利用した子供服作りも始まりましたが2000年、夫妻は小さいながらも25年以上続いていた会社を遂に閉じることにしました…
そんなPOPPY/ポピーが蘇ったのは2010年。リチャードソン家の4人兄妹の末っ子、ブライオニーが、自ら手描きするイラストでプリント生地を作り、子供服ブランドとして引き継ぎました。その後ブランド名を「ポピー」から「パラバ」へと変え、今ではレディースコレクションや、ホームコレクションを展開しています。
パラバのプリント生地の元になるイラストレーションはロンドンの小さなアトリエでブランドオーナー兼デザイナーのブライオニーが描いています。いつも身の回りの様々なモノやコトからモチーフのヒントを得るブライオニー。大好きな街、ロンドンも多く描いています。
またヨークシャー地方で過ごした子どもの頃の思い出、昔読んだ絵本の世界、音楽やダンスに溢れた古い映画や40年代、50年代に使われていた柄などを振り返って見るのも大好き。
そこからインスピレーションが湧き上がり、自然のモチーフに加えて動物園、休日や旅の風景などもテーマになります。
またある時は何気なくペンと紙で遊んでたらそのまま面白い柄ができあがったり...
ブライオニーが描く、楽しくて新しくてどこか懐かしい洋服の世界。素材や生産に至るまで、そのハッピーな世界は続きます。
生地に使用されている素材は、オーガニックコットンを中心に、リネン、テンセル(木材パルプの再生繊維)などの自然素材です。
オーガニック生地はGOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)の認証を受けています。GOTSは、生地がオーガニックであることばかりではなく、その生産に関わる人々が、正当な労働条件の元に正当な賃金を支払われていることも認証する機関です。
同様にパラバの生産に関わる工場の人々とのつながりもとても大切にしています。「すぐに会いに行ける人達に作ってもらいたい」というブライオニーの思いで、パラバのコットンとテンセルのドレスは全てイギリス国内で、リネンはリトアニア、ニット類はトルコの、それぞれ小さな工房で生産されており、何度もブライオニーとスタッフが足を運んで作業工程を確認しながら、職人さんたちと一緒に製品を作り上げていきます。
パラバでは、生産段階において原料の“無駄ゼロ”を目標としています。服作りは、縫製前の裁断の段階で大量の端切れができてしまうので、製品をデザインする段階で無駄を最小限に抑えることを考慮し、端切れを使ってトートバッグやヘアアクセサリーなどを作っています。そのため、小さいアイテムは、柄の見え方がまちまちになります。また生地の無駄を省くため、目立たないような点状のシミや織り傷などの理由でその周辺生地を切り落とすことも極力避けています。生地の無駄を省く事は、環境のためだけではなく、コストの無駄も無くし価格を抑えることにも繋がります。
パラバは、作る人、手に取る人の全てが笑顔で繋がるような服作りを続けることを誇りに思っています。
パラバのコレクションは、毎シーズン型が大きく変わるわけでもなく、その型数も多くはありません。同じ型のプリント違いで作られるドレスやスカート、色・刺繍違いのカーディガンなどで展開されています。
ブライオニーを含め、スタッフのお気に入りのプリントは、数シーズンに渡って使用されることも珍しくはありません。
トレンドに左右されず、ブライオニーとパラバスタッフが大好きな(そしてちょっとレトロライクな)「パラバのスタイル」を作り続けています。
「気に入ってもらえたら、何年も着続けて欲しい。サイズが合わなくなった子ども服は次に着られる子どもへ渡して欲しい。」
変わらない服作りを続けるパラバの姿勢は、デザイナーのブライオニーの願いを象徴するカンパニーポリシーです
Infomation:
魅力あふれるブライオニーの世界を直接見ていただける、”旅するPALAVAポップアップショップ”が仙台パルコにて期間限定でオープン致します。
PALAVAポップアップショップ
9月20日(金)〜25日(水)の開催
仙台パルコ2 2Fエスカレーター横 特設会場
2025/01/22 Wed.
2024/11/08 Fri.
2024/10/04 Fri.
2024/09/25 Wed.