つくる前に……
「下処理の時点でしっかりと牡蠣の汚れを落とします。下ゆですることで、スープがにごりにくくなります」。
[牡蠣の下処理]
1. 牡蠣に片栗粉を大さじ1/2程度(分量外)をまぶし、水を少し加えてとろみをつけながら、水の色が白からグレーになるまで手で優しく混ぜる。
2. ぬめりがなくなるまで、水で汚れを洗い流す。
3. 沸騰したお湯に牡蠣を入れ、牡蠣のヒダが開いたら取り出し、ザルにあげる。
※牡蠣の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱処理をしてください
STEP1 食材を切る。
前日に干ししいたけを水500ml入れ、戻しておく。ニラは5cmほどにカットし、しいたけをスライスする。たまごを溶く。
生しいたけを使う場合には、そのままスライスしてください。
STEP2 スープを煮立たせる。
しいたけの戻し汁(生しいたけを使う場合には水500ml)、干ししいたけ、鶏がらスープの素を鍋に入れ、中火で煮立たせる。煮立ったら、弱火にする。
STEP3 牡蠣と溶いたたまごを入れる。
牡蠣を入れてから、溶きたまごを回し入れる。牡蠣は事前に下ゆでしてあるので、15秒ほど火を通せばOK。
味に物足りなさを感じたら、お好みで塩を入れてください。
STEP4 火を止めてニラを入れる。
火を止めて、ニラを入れる。
POINT!
ニラは熱を加えすぎると色が悪くなるので、余熱で温めるくらいでOK!
完成!
「牡蠣の汚れがスープに染み出さないように、つくる前に下処理をしてください。このスープはかんたんなのにおいしくて、そのうえ疲れた胃腸をいたわってくれるので、この季節におすすめです」。
Profile
五十嵐可菜(いがらし・かな)
京都造形芸術大学に在学中、四川料理店にてアルバイトをしたことをきっかけに中華料理に興味をもつ。ケータリングサービス、中華料理店などでの修行を経て、2021年、東京・永福町に〈中華可菜飯店〉をオープン。「健全でヘルシーな中華料理」をモットーにしている。
Instagram:
@kanaigarashi_
@chukakana_hanten
Staff Credit
Recipe: Kana Igarashi
Photography: Shohei Hayashi
Design: Yusuke Akai (Paragram)
Edit & Text: RCKT/Rocket Company*